こだわりの 一曲 「l Love You」(好きさ好きさ好きさ)
思い出・・
何と言っても中学の頃の楽しみは友達の家で、皆んなと歌を歌うことだった
頭のいいとにかく何でも一番でないと気が済まない友は
バスストップやゾンビーズの「アイラブユー」を聞いていて
「これ絶対 俺ら歌えないよな」と云うと
「そうかなぁ 」と言いホリーズのグラハムナッシュのコーラスの声を出して見せた
お・お前、凄いなぁ !
じゃカーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」のも歌えるんじゃないか?
と言うと、少しフムフム練習チックに軽く歌い
レコードを流すと「お前の 全てぃ~ワオー」と原調でオペラみたいなスタンスで
歌えたのだ・・
◇
それから自分が歌えるまでに5年かかった
ゾンビーズは独特の世界を持っていてほとんど出る曲は好きだった。
一方、カーナビーツのアイ高野も独特なセクシーな雰囲気を持っており一本気な性格が
グループサウンズ仲間にも受けて衰退しながらもゴールデンカップスのドラママーも務め
さらに「クリエーション」のボーカルとしても
GS衰退後のロックシーンをその後も生き抜き、情熱をぶつけた
・・
しかし酒が好きで、肝硬変から急性心不全で2006年・4月に55歳で亡くなられた
どれだけ、この「お前の全て~」がどうしても出なくて苦闘したことか
気が付けば要は自分の情熱が足りなかったことに気がつく
何でもそうだ
壁が人生に立ちふさがる
普通は諦める適当なもっともらしい言い訳をつくろい、でも
それをどう克服するか悩む、研究する、努力する、諦めずに歌い続けることで
道が開けてきっと壁を越える事が出来るのだ
・・・
何だってそうだ
ギブアップ・諦めるな
ではなく
ネバーギブアップ・決してあきらめるな
だ・・