フシギなもんでのう、もう12ねんも経つんじゃのう……。
それでも、あの日の朝のコトは鮮明に覚えとるけん……。
動くコトもままならないカラダで、わしの足元にすり寄ってきたんは、別れのあいさつだったんじゃろうか。
とにかくあのあと、わしとワイフさまが愛した小さいイノチが旅立ちましたけん。
家族を失う悲しさをのう、何度か味おうてはきたんじゃが……、
10数ねんもいっしょにおるとそれは、カラダの一部を奪い取られたような想いじゃけん。
わしはそんなに信じとらんのじゃが、もしあの世ちうのがあるんなら、
またあえるかもしれんのう〜……。
いつになるかは分からんのじゃが。
それでも、あの日の朝のコトは鮮明に覚えとるけん……。
動くコトもままならないカラダで、わしの足元にすり寄ってきたんは、別れのあいさつだったんじゃろうか。
とにかくあのあと、わしとワイフさまが愛した小さいイノチが旅立ちましたけん。
家族を失う悲しさをのう、何度か味おうてはきたんじゃが……、
10数ねんもいっしょにおるとそれは、カラダの一部を奪い取られたような想いじゃけん。
わしはそんなに信じとらんのじゃが、もしあの世ちうのがあるんなら、
またあえるかもしれんのう〜……。
いつになるかは分からんのじゃが。