勘違いスーパーテクニックじゃけん

　交差点とか駐車場の入り口とかじゃが、左折するとき右に大きうハンドルを切るのがおるけん。

ようは左側の感覚がのうて、大回りしとるワケじゃな。

コレ、後続車がすんごいメーワクするけん。

直進するスペースもないし、どっちにいきたいのかもハッキリせんけん。

あおり左折っちうんじゃね、コレ。

んでも驚いたんは、このメーワク行為をカッコいいと思うとる運転手がおるコトじゃ。



レースやラリーじゃあアウト・イン・アウトちうのがコーナリングのキホンじゃ。

なるべく早く曲がるためで、巻き込み事故を防止するためじゃあないけん。

それも曲がる直前にふくらむワケでもないけん。

コレをカッコいいと思うとるひと、へたくそぶりを披露しとるだけで、すんごい恥ずかしいコトじゃけん。



そーいえば、タイヤの性能がようなかった’７０ねん代、逆ドリフトちう高等テクニックがあったそうじゃ。

オーバーステアをあらかじめ想定して、コーナーの直前で逆方向にドリフトするらしいんじゃが……。

そのメリットがようわからんのう〜……。

フツーに曲がったほうが早いような気がするけん。