「ごめん」原田マハ
短編集。
「ごめん」は話の流れとしては一番綺麗かなぁ。
一番よくて、一番つらかったのは「天国の蠅」。
後の作品は、すべて不倫の話で、私が一番嫌いな人達の話だった。
同じように不倫していた夫の介護をする女。
何の罪悪感もなく不倫をしていて乳癌になる女。
友の大切な人を寝とっておいて、友を待つ女。
その友もまた、不倫の末にいなくなってしまう。
意地悪な私は、自分のやったことが自分に返ってきただけじゃないかと思う。
切ないとか可哀そうとかは一切思わない。
それだけのことをやったんだから。
おとしまえは自分でつけろ、大人なんだから。
でも、小説には多いんだよなぁ。
ということはリアルな世界にも多いってことか。
ごめん | |
原田マハ | |
講談社 |