「とっぴんぱらりの風太郎」万城目学
この大きさ、この量、辞書並。
通勤時間が読書時間の私には酷でありました。
やっと、読了。
でも、このお話は、時間とって
一気に読むほうがよかったかな。
きっとそのほうが、
疾走感のなかに、風太郎だけが取り残されていく感じが
もっと掴めたような気がする。
とっぴんぱらりと終わるのかと思って油断していたら
最後はえらいことになって、ちょっと寂しかったかな。
蝉も百も常世も黒弓も
もっと生きてほしかったなぁ。
ただの駒でしかない忍びって辛いなぁ。
最初は題名がほのぼのしてるから
「忍たま」みたいなのかと思ったよ。
「プリンセス・トヨトミ」につながる感じは
救われた。
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