さて、お嬢様である。
バス停までの途中に公園がある。
そこで定期を落とす。
気付かず乗車。
いやぁ、よく財布を持っていたものだ。
落とした定期は親切な人が、
そばに建つマンションの管理人室に届けてくれる。
管理人さんは、
たまたま通りかかった住人に「この人知ってる?」と聞く。
その人は「んー、あ、確かあの子には妹がいたはず」となり
連絡先がわからないので、
自身の娘さんにLINEで連絡取れる人を探してもらった。
そうして、めぐりめぐって
息子の所に、「○○くんの妹の定期がとどけられているよん」と届く。
あー、ありがとうありがとう。
SNSありがとう。
管理人さんもよくぞ、その人に聞いてくれた。
Kさんも思いだしてくれてありがとう。
という、皆さまの善意のもとに暮らしております。
そして、次の日。
「鍵がないから家に入れなーい」
と娘から家族へLINE。
残念、この日は誰も家にいない。
私もその日に限って遅くなる。
待ちぼうけのお嬢様のLINEの合間に
息子から「財布忘れたよん」と入ってくる。
まったくぅ、まったくぅ!!!!
自分も忘れ物大王の落し物大王だから言えないけれど、
言えないけれどぉ
しっかりしてやぁ、ほんまに。