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moon

そもそもの優しさが足りない

先日の厄落としの旅、途中から七福神参りの時、

清荒神の参道でおばあちゃんが転んだ。
私達は帰るとき、すれ違った後のことだったのだけれど
私は微妙に気付くのが遅く、
でも、友は見ていたようで
「あ!!!大丈夫ですか?」って
戻ってお婆ちゃんに近づいた。

や、優しい。

そして、
お婆ちゃん起こして近くの椅子に座らせて
鞄からウエットティッシュ出してきて
手鏡も出してきて
お婆ちゃんに渡してあげていた。

上り坂で転んだお婆ちゃんは
手をつくことはできなかったようで
見事に鼻から唇にかけて血がでており
痛々しかった。

通りすがりの人がバンドエイドを渡してくれていた。

友は、そのほかにマスクまで渡してあげていた。

や、優しい。

私は斜め後ろから
「大丈夫ですか?」というくらいなもので
ウエットティッシュもバンドエイドも手鏡も
持ち合わせがなかった。
私がしていたマスクは彼女からもらったものだった。

私は、すぐに人に手を差し伸べるということができない。
ホスピタリティ精神は皆無である。

それに比べて
友の優しさは凄い。

絶対、あのお婆ちゃんは友を神のように思ったと思う。

厄落としできたとしたら
友のほうだなぁ。。。。
あやかりたい、あやかりたい。

写真は清荒神ではありませぬ。


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