「星の子」今村夏子
親の目線では宗教に傾倒するあまり、
娘を修学旅行さえ行かせられないほどの経済状態って
どうなの?と思う。
けれど
白いタオルを頭にのせて水をかけあう、
この両親はなんか幸せそうに見えた。
その姿は異常に見えても。
しかし、長女は家を出て行き
次女の主人公であるちひろは自我に目覚めつつある。
ちひろはこれから、両親の信じるものに対して
どんな行動をとるのだろう。
親戚のおじさんの存在は大きいと思うのだけれど
どの着地点も予想できる
不思議な感覚だった.
星の子 | |
今村夏子 | |
朝日新聞出版 |