「十三階の女」吉川 英梨
ゆるゆるの正月だるみに私になんとパンチのある一冊か!!
警視庁公安部公安一課三係三班所属の巡査部長、黒江律子。
公安、通称「十三階」の女は
女を武器にする。
『レイプされそうになってる現場を盗撮カメラでじっと監視する同僚』とか
『律子のセックスを生々しくあざ笑うテロリストをガラス越しに観察する上司』とか
これが、外国映画のCIAやなんかの女スパイ物をイメージしてみれば
例えば、ブロンドの美女スパイが「あなたのセックス、まぁまぁだったわ」
てなこと言いながら銃を構えるのはイメージできるが
日本人だとまったくイメージができない。
それは多分、人が身近過ぎてイメージできないんだろうね。
本当の自分がどこにいるのかわからなくなる・・・壊れてるわぁ。
辛すぎるけれど、目が離せない。
面白いというよりは目が離せない、そういう感じ。
続編もあるそうです。
読んでみようかと思います。
女が自分を犠牲にするのは子どもに対してなので
国家の母であれと育てるらしいです。
怖いわぁ。
あなた、仕事でセックスできますか?ってかんじです。
もちろん、そればっかりじゃないですが。
怖っていうのがすべての感想です。
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