『ちょっと思い出しただけ』M2022-2
監督・脚本:松居大悟
Amazonプライムで鑑賞。
ロードショーの時に見たかったけど、タイミング合わずだった作品。
予告編見ながら、これ、絶対ええやつやんと思っていた。
長らく見よう見ようと思いつつ見れなかったのは
こういう空気感の映画って見るのには勢いが必要だから。
というか、自宅で映画見るって結構、瞬発力がいる。
特に普段、ドラマを見慣れているわたしとしては。
で、感想は。
よかった、今の生活とシンクロすることなく
時系列を追いかけていくのは
最初ちょっと混乱したけれど、
二人の恋の始まりから終わりまで
否定も肯定もしない、それはありのままの自分であったと
思うその感覚にとても共感した。
今の生活は、これまでの自分がいるからあるわけで
感慨深いというか、ほんとちょっと思い出したんだろうな
若くても60年近く生きていても、それはおんなじ。
濃さは変わるかもだけど。
主演の池松壮亮と伊藤沙莉が
思ってた通りによくて
誰もが普通で誰もが特別な存在という絶妙な立ち位置の人を
演じるのは抜群に上手だと思った。
普通の人になれるってほんと凄おいとお思うのよ。
世の中大半が普通の人なのだから。
東京タワーが良きだったわ。