球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

気取らずに粋であることをマジメに考える

2010-12-01 | 技術
該当者が読者ということもあるのだが、今週末は後輩の結婚式がある。
(何故か後輩の結婚式にしか呼ばれないことを今思いつつ、気を取り直す)

で、僕のようなとんだ不束者がスピーチをお願いされてしまった訳だが何せ経験がない。
これまで招待頂いた結婚式では誰がどのようなことを言っていたのか
思い出そうとするが…使い回せる要素が思い出せない。今思えば殆ど聞き流していた。

この辺の話を周りの人にすると、
"○○さん、結婚おめでとう。いつもは○○(呼び捨ての意)って呼んでいるから…
 ○○って呼ばせてもらうね! で…"
という切り出しにて始まる、言ってみれば身の毛がよだつテンプレートを
提示されることがままある。どこの'90年代OLかよくわからない言い回しではある。
そしてそれと同じ言い回しを使った瞬間に、僕の中の大事なものが消えてなくなるだろう。



一応ネットで研究した。文字数は800~1000文字が適当なのだそう。
これは結構少ない。今日の記事を約1000字で書いてみるので、この長さを長いと見るか
短いと見るか、皆さんも感じてもらえたら嬉しい。

こんな記事を書くくらいなので、元来自分にはこういうイベントを成功させたい
対外的虚栄心がそれなりにある。だからよいスピーチを週末までに考えることを
1つのミッションにする訳だが、よいスピーチとは何だろう?

これまでの結婚式を振り返ると、新郎新婦でもお客さんでも
実に普通のコメントを交わしており、特に妙なケレン味はなかったことになる。
でも、それを不満に思うどころか感動すらするシーンが多々あった。
心からの言葉に飾りが不要であることを教えてもらっている。
或は、そういった言葉で感動できるくらいには僕がその人たちを好いていたとも言える。

普段の僕の文体で行くと(特に過去に遡るほど)ケレン味を重視しているが、
今回はそれを捨てるべきだな、と思っている。

新郎の彼とは結構僕にしては公私の付き合いがある方で、まぁ大切な後輩である。
何とか喜ばせてあげたい。気持ちが先行する中何のエピソードを使うかなど
色々と決まらないことがあって悩む。

…と書いているうちにそろそろ1000文字になってしまおうとしている。
これくらいのスペースに何を入れ込むかが週末までの僕の静かな楽しみ。

コメント
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