ぼくは夢の中で空を飛ぶ。
小説の一節ではない。空を飛ぶ夢を見ることが偶にある。
体をどのように使って飛んでいるのかというと、
ちょうど潜水をするように空気の境界に頭を潜らせて空気中に滑り込み、
水中を泳ぐようにして高さ、速さを調節する。
そんな感じなのであまりスピードが出ない。
家の中、建物では常に天井スレスレを泳ぐ。
外では一番風の涼しい高さを選んで泳ぐ。
◇
そんな風にして目覚めた朝というのは夢の中の爽快感が残っていて気分のいいもの。
何回か見た空を飛ぶ夢では、常にこんな飛び方をしていた。
海に潜ることと空に潜ることには同じ安らぎがある…
夢が覚め、こちらには空気の境界が無くてガッカリする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます