球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

すぎやんを振り返る

2021-10-07 | オケと音楽
本日のニュースですぎやんことすぎやまこういちさんの訃報が流れた。

実際ネットでもそれなりの話題性があって、
"ザオリク"というコメントに対して批判があったりなかったり。
俺個人の考えとしては、人をダシにうまいこと言ってやろうみたいな
ネット民によくある(対象へのリスペクトに欠けた印象を抱かせる)行為なので嫌いという感じだが…

まぁいいや。なんだかんだ我々世代にはドラクエの作曲者として有名な彼。

自分がまともにプレイしたドラクエ1-6までで、
各シリーズ好きな曲を挙げて、それにまつわる印象や思い出を語ることで、こんな風に僕の人生の関わってくれました、というお礼/挨拶とさせて頂きたい。

○ドラクエ1
・城の音楽…当時のゲーム音楽として非常に雰囲気を重視したクラシカルな曲。城内と王の間では聞こえ方が微妙に違う*演出も良かった。
(*)王の間から流れる音楽が廊下で聞こえている感じになる

・フィールド曲…1人パーティ(?)のときは寂しげな曲というのは2と4でも共通するが、そのエッセンスが目立った曲。3ではアレンジされて音が増えて
より美しくなったものの、寂しげな雰囲気が無くなって夜光蝶が飛び立つような華のある雰囲気になってしまっており、自分は1の方が好きだった。

○ドラクエ2
・フィールド曲(3人)…自分がこの曲を初めて聞いたのは兄の友人?がロンダルキアからの復活の呪文を使っての再開だったため、あの白いロンダルキアの台地のテーマ音楽という印象をずっと持っている。
自分がプレイして、ムーンペタで3人揃ったら序盤なのにこの曲が流れ出し、ちょっとがっかりした記憶がある。

○ドラクエ3
・ラスボス戦…ここまでのドラクエの戦闘曲の中でも突き抜けて格好良かった。防御防御防御BBBを知らなかった当時の自分は、賢者の石を使いつつ結構苦労してクリアしたかなぁと思う。なぜか父が勇者のLvを99にしていた。

○ドラクエ4
・レクイエム…アッテムトや(滅びた)勇者の村など、それまでのレクイエムに比べて出番が多く、ネガティブな感情を多く取り扱っているドラクエ4らしい曲と思う。
・戦闘(4章)…ももんじゃがあらわれた!である。何故か戦闘で固有の音楽をもつモンバーバラの姉妹だが、激しい踊りのように気分が高揚する良い曲である。

○ドラクエ5
・結婚前夜…ドラクエの中で一番ムーディな音楽と思う。想い人のことを考えながら、サラボナの街の噴水で夜風にすっかりたそがれる…という情景をそのまま結晶したような曲。
※ちなみにリアルでの結婚前夜はやることが多くてそんなに甘い気持ちにはならなかったです。
・戦闘曲…後半から緊張感が増していくような曲の作りにしているのが非常に巧さがある。強敵を相手にしているときだけ後半まで曲が続くので"あ、今俺苦戦してるわ"というのが肌間隔でわかる。
・レクイエム…パパスの死。あまりにもご無体なシチュエーション。小1くらいでやっていたら少しトラウマ化したかも。
・哀愁物語…題名の通り哀愁に満ち満ちた主人公の旅路を想起させる。ドラクエ5のストーリー的な良さがよく出ている。

○ドラクエ6
・海…シリーズの中でもとびきりロマンチックな海の音楽。船の上で弾いたらさぞ気持ちが良いだろう。曲名も"エーゲ海に船出して"という日本人には妙に甘く感じられる曲名である。"恋はみずいろ"じゃないが。
・ムドー戦…やっぱボスってのは強くあるべきだなと思わせる熱い音楽。てか、音楽がダサかったら再戦が嫌になるくらい運任せのバトル。こおりのいき+いなずまはやめろ。多分ドラクエ6一番の難所じゃない?2回目以降は炎の爪の存在を知って少し楽になったとか。


沢山のおとぎ話をありがとうございました。
1960年代くらいの子供は日本の昔ばなしを聞いて育ったのだと思いますが、
俺らの世代はそれらがごっちゃになったふぁみこん昔話や
どこの時代ともどこの国とも知れぬ世界の英雄譚をプレイしながら育ちました。それをとても幸せなことだと思っています。

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