2016.5.19 21:53
両陛下、熊本の被災地をご慰問
天皇、皇后両陛下は19日、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県の益城(ましき)町、南阿蘇村を訪れ、被災者を慰められた。早期に被災地を見舞うことを望んでおり、発生1カ月余りで日帰りでの訪問を実現された。
震度7を2度観測した益城町では、約200人が避難生活を送る益城中央小学校の体育館をご訪問。孫娘(28)を失った河添ハル子さん(85)を、天皇陛下は「本当に残念なことでね」と気遣われた。
これに先立ち、南阿蘇村の避難所でも両陛下は「元気でいらして」などと励ましの言葉をかけられた。
熊本県南阿蘇村の避難所を訪れ、被災者に声を掛けられる天皇陛下=19日午後2時15分ごろ、南阿蘇中体育館(代表撮影)