Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

年賀

2023年01月02日 | 季節の行事、庭そして畑
本年の年賀状。
賀状じまいのお知らせもちらほら。
それも分かります、形式的ですよね。
でも、賀状のやりとりしかつながっていない知人とは、切れてしまうしなぁ。。。

例年、「あけましておめでとう!」な祝い歌を選びますが、今年は戦争の翳も差し、Happy New Year 一色とも。。。
かといって「めでたさも中くらいなりおらが春(一茶)」というのも寂しく。
  同じ人同じ景色ぞいとおしき
現代短歌ですが、ちょうどそんな心境の新年です。

戦争は一日も早く終結しますように。
身近にはどうぞ平和が保たれますように。



恒例12年前の年賀状。


  けふよりは君にひかるる姫子松
       いく萬代の春にあふべき

九条兼実が、睦月六日に娘が女御として入内するときに持たせた屏風に寄せ書きした祝歌です。
私の方も、だんなさんと結婚して最初の新年でした。
すごいこだわっているでしょ♪

版画のほうは光悦扇面をモチーフに木版2度刷りとしました。
木版を彫った最後でした。次から、だんなさんの分と二人分作ることになって、手が回らなくなったんですよねーーー。
また、枚数が減って、時間に余裕ができるようになったら彫ろうかなぁ



24年前の年賀状!

これは12年前のブログにもう紹介がありますねぇ。

  新しき年の始めの初春の
     今日降る雪のいや重け吉事
大伴家持の、万葉集の最後を飾る有名な歌です。
家持が因幡の国守だったときの歌だから、因幡の白兎にかけて… ウサギ年の賀状にこの歌を書くんだー! とこだわって、卯年までキープして待ちに待った歌でした。

絵は古事記から、大国主に助けられて蒲の穂で羽毛を生やしてもらった因幡の白兎です。木版5色刷り。
がんばっているなぁ。。。若かったです。。。


卯年。
毎回こだわりの短歌・賀状になっているではありませんか! 「あけましておめでとう」な短歌というだけではないのかも
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