実はこのブローチ、形が変です。
どう変かというと、
左から見たところ 正面から見たところ 右から見たところ
という、異常なでっぱりぐあい。
さらに、写真だと分かりにくいですが、色むらもありやや濁りがあって透明感がないし、ブドウの粒の一部が珊瑚がスになっていて(右からの写真に写っています)、つまり天然のキズがあります。
しかし、「ぜひこれが欲しい」と言って頂いてきました。
先日も話題にした高知の珊瑚専門店さんで一番さいきん購入したものです。ルース(裸石)入れにじゃらじゃら入っていた中から拾い上げて、お願いして安全ピンをつけていただきました。
珊瑚は、海のサンゴが作る枝のような天然の有機物です。もちろん、形はさまざまだし穴があったりいろいろクセがあります。なので、大きく、色むらがないものが高級。また球など加工すると廃棄率も高くなるので高級になります。
特に最近は海洋汚染の影響か? 良質の珊瑚が減っていて、いい材料がほんとうに減っているそうです。
なのでサンゴの彫刻モノは「材料のクセを活かす」、しかも「やり直せない」という職人の技の世界です。
このブローチ、左側にあるブドウのつるの「輪」は、おそらく珊瑚の原石にあった「穴」だと思われます。また粒の一部にスがあるけれども、その周辺はもっとキズが多く、形になるギリギリまで削ったらこんな形に残ったのでしょう。
そして、異常にでっぱっているところは、そこを残すとでっぱってしまうけれども十分形に残せる状態だったので、もったいないから残してみた…。
原石の形と、「穴」が活きるデザインとして、ムリヤリに選ばれたのがブドウだったのだと推測。
そんな、イビツでキズのある材料も少しでも棄てずにクセを活かして彫刻しよう! という、珊瑚への愛と職人気質、そして「安全ピンを付けたい」と頼んだらギリギリのサイズのピンをどうにか納めて付けてくれた専門店さんの気持ちを買ったのです。
なーんてエラソウに書いていますが、なにせ原石の質がいまいちですから、そんなにお高いものではありません。
どう変かというと、
左から見たところ 正面から見たところ 右から見たところ
という、異常なでっぱりぐあい。
さらに、写真だと分かりにくいですが、色むらもありやや濁りがあって透明感がないし、ブドウの粒の一部が珊瑚がスになっていて(右からの写真に写っています)、つまり天然のキズがあります。
しかし、「ぜひこれが欲しい」と言って頂いてきました。
先日も話題にした高知の珊瑚専門店さんで一番さいきん購入したものです。ルース(裸石)入れにじゃらじゃら入っていた中から拾い上げて、お願いして安全ピンをつけていただきました。
珊瑚は、海のサンゴが作る枝のような天然の有機物です。もちろん、形はさまざまだし穴があったりいろいろクセがあります。なので、大きく、色むらがないものが高級。また球など加工すると廃棄率も高くなるので高級になります。
特に最近は海洋汚染の影響か? 良質の珊瑚が減っていて、いい材料がほんとうに減っているそうです。
なのでサンゴの彫刻モノは「材料のクセを活かす」、しかも「やり直せない」という職人の技の世界です。
このブローチ、左側にあるブドウのつるの「輪」は、おそらく珊瑚の原石にあった「穴」だと思われます。また粒の一部にスがあるけれども、その周辺はもっとキズが多く、形になるギリギリまで削ったらこんな形に残ったのでしょう。
そして、異常にでっぱっているところは、そこを残すとでっぱってしまうけれども十分形に残せる状態だったので、もったいないから残してみた…。
原石の形と、「穴」が活きるデザインとして、ムリヤリに選ばれたのがブドウだったのだと推測。
そんな、イビツでキズのある材料も少しでも棄てずにクセを活かして彫刻しよう! という、珊瑚への愛と職人気質、そして「安全ピンを付けたい」と頼んだらギリギリのサイズのピンをどうにか納めて付けてくれた専門店さんの気持ちを買ったのです。
なーんてエラソウに書いていますが、なにせ原石の質がいまいちですから、そんなにお高いものではありません。
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