Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

お茶事もどき。

2013年10月16日 | 茶道
先日のお茶事もどきの記録です。

南海上では十年に一度の規模という台風がもう発生していたというのに、すばらしい快晴に恵まれ、気温も心地よく、まぁなんてお茶会日和なんでしょう というありがたさ。
お客様もお二人お着物でいらしてくださって、ありがたいことでした。
うちのだんなさんも大島でお迎えするんだと言っていたのに、私があまり動けなくて着せてあげられず申し訳なかったです☆ ま、また機会はきっとあるし。



春駒さんがお客さんをお出迎えで、会席風のおしのぎから。

 膳
  飯   一文字に盛って
  汁   茄子 茗荷 味噌仕立
  向付  ハタハタずし みずの実
 冷酒
 飯器
 碗盛   きりたんぽ
 焼き物  鱈 ばっけ(蕗)味噌塗
 煮物   きたあかり(じゃがいも)の旨煮 おくら
 小吸物  生じゅんさい
 八寸   焼宝袋 カリフラワー 砂肝
 香の物  いぶりがっこ
  八寸盆の正面を間違えた・・・

凝った料理は無理そうだったのと、私どもならではとは何かと考えて、秋田の料理や食材と、父の野菜を盛り込みました。お客様には初めて食べるというものもあって、楽しんでいただけたようなら幸いでした。
きりたんぽは、まだ芹が手に入らず、残念。あれでもう一段おいしいのですが。前日に煮て一晩置こうと思っていたのですが、前日のトラブルにて当日の朝煮て、鍋帽子のお世話になりました。
宝袋は「???」のお楽しみで。



お茶席では表情の楽しい群達磨図をかけて七転八起、人生いろんなことがあったが楽しくやりたいと席主。





花  台湾杜鵑、水引(赤・白)、矢筈薄


なんとか間に合って開花してくれたばかりの杜鵑




濃茶はお茶碗のお披露目で。ただしとにかくあれもこれもお披露目。
個人的には、苦労して縫った茶入の仕覆をご披露できたのが嬉しく。

お湯がよく沸いていて、良かったのですが、三客さんごろには詰りすぎてしまったようです。
替茶碗まで点てて会話も楽しく、戻ったお茶碗を清めて拝見にお出しして・・・としていたら、中水を忘れ去っていました
ま、前日に復習するつもりだったお点前を、復習なしでいきなりだったし、ちょこちょこ、いくつか間違いはご愛嬌ということで





お薄はお客様が代点て&陰点てしてくださいました。おかげさまにて私もお席でお菓子とお茶をいただけて堪能 席主なんか正客に座らせていただき、「座る場所が替わると景色が違うねー」・・・。

席主は、自作の水指をご披露できたのが嬉しく。



主菓子は塩瀬総本家さんの上生で「紅葉」と「銀杏」、お薄には小布施堂さんの新栗の「栗むし」でした。



とにかく天候に恵まれお客様に助けていただき、ぶじに開催できただけで、ほんとうにありがたかった。感謝感謝です。
言葉だけでなく本当に洗い物やら焼き物やら、助けていただきました。洗い物してくださったのが終わってみれば実際すごい助かって・・・
なにせ初めてなんですし、はじめから“もどき”なんですし、細かい失敗がどうでもいいことはいうまでもなく、もう、こんなときに無事にできただけで本当に最高でした。
夜になってだんなさんも「楽しかったねー」と。その後は疲れてバッタリ熟睡でしたが・・・

これでお客様にもお楽しみいただけたようであれば、もう何も言うことなし。
ほんとうに、どうもありがとうございました。

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