そういうわけで、昨日は「──禅・茶・花──正木美術館40周年特別記念展」へ。
なかなかシックな展覧会でした。
だいたい、「花」はともかくとして「禅」「茶」という段階で、そうとう渋いです。
会場が東京美術会館というのも、通常の美術館ではありませんから知られていません。ふつうの展覧会紹介で掲載されたりしていませんので、行列になるようなこともなく、最終日でも待たずに自分のペースで見られる、いい感じの人出でした。
慌てて行ったのは、光悦の茶碗「園城」と「秋萩蒔絵手箱」が出ていて、どちらもあまり見る機会がなかったものなので見たかったため。
それに、玳玻盞天目茶碗、大名物の肩衝茶入「有明」、中興名物の真中古茶入れ「狭筵」、利休作茶杓「ゆみ竹」なども出品リストにあって、見るものはいろいろありそうだったので。
とはいえ、行ってみるとほんとうに渋くて(汗)、実際いちばん興味深く見たのは、
小野道風筆の三体白氏詩巻、行成筆の後嵯峨院本白氏詩巻の2国宝でした。
道風の、書体3つを並べる書き方は面白いです。繊細な行書のイメージがありましたが、力強さを感じさせる草書も魅力的でした。
行成の手跡はほんとうに美しいです。王朝の美のお手本ですね。
光悦や近衛信尹の手跡が好きですが、行成のような基本あっての応用、という気がしました。
なかなかシックな展覧会でした。
だいたい、「花」はともかくとして「禅」「茶」という段階で、そうとう渋いです。
会場が東京美術会館というのも、通常の美術館ではありませんから知られていません。ふつうの展覧会紹介で掲載されたりしていませんので、行列になるようなこともなく、最終日でも待たずに自分のペースで見られる、いい感じの人出でした。
慌てて行ったのは、光悦の茶碗「園城」と「秋萩蒔絵手箱」が出ていて、どちらもあまり見る機会がなかったものなので見たかったため。
それに、玳玻盞天目茶碗、大名物の肩衝茶入「有明」、中興名物の真中古茶入れ「狭筵」、利休作茶杓「ゆみ竹」なども出品リストにあって、見るものはいろいろありそうだったので。
とはいえ、行ってみるとほんとうに渋くて(汗)、実際いちばん興味深く見たのは、
小野道風筆の三体白氏詩巻、行成筆の後嵯峨院本白氏詩巻の2国宝でした。
道風の、書体3つを並べる書き方は面白いです。繊細な行書のイメージがありましたが、力強さを感じさせる草書も魅力的でした。
行成の手跡はほんとうに美しいです。王朝の美のお手本ですね。
光悦や近衛信尹の手跡が好きですが、行成のような基本あっての応用、という気がしました。
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