先日の公開討論会で、益田鈍翁が佐竹本三十六歌仙の斎宮女御を軸に表装した披露の茶会の会記が取り上げられていました。
佐竹本三十六歌仙の切断については、ずいぶん昔のNHK特集がすばらしく、強烈な印象を受けました。写真はその後日談少々も含めて本になったもの(『三十六歌仙絵巻の流転』)。
古美術・美術品というものの価値や、保存ということの是非の深さを初めて知ったテーマでもありましたし、大正・昭和初期の日本の財閥というか、お金持ちのすごさ、彼らが果たしていた役割ということも、初めて知ったのでした。
現代の日本には、彼らのような「大富豪」はいません。巨額のコレクションを形成し、その由来に関する知識と美意識を持ち、伝統文化を「楽しむ」ことができる人がほとんどいない。「世界一の大金持ち」だったはずの堤家も崩壊してしまうみたいだし。
公開討論会でもちょっと話題になっていましたが、古美術を美術品として保管・研究・展示するだけでなく「道具」として使うことでつくりあげ継承されてきた伝統文化を、どう保存し伝承していくのか、難しいことだと思います。
そういう役割を担うことに、やぶさかではないのですけどねぇ。誰か、私を大富豪にしてくれませんか?
佐竹本三十六歌仙の切断については、ずいぶん昔のNHK特集がすばらしく、強烈な印象を受けました。写真はその後日談少々も含めて本になったもの(『三十六歌仙絵巻の流転』)。
古美術・美術品というものの価値や、保存ということの是非の深さを初めて知ったテーマでもありましたし、大正・昭和初期の日本の財閥というか、お金持ちのすごさ、彼らが果たしていた役割ということも、初めて知ったのでした。
現代の日本には、彼らのような「大富豪」はいません。巨額のコレクションを形成し、その由来に関する知識と美意識を持ち、伝統文化を「楽しむ」ことができる人がほとんどいない。「世界一の大金持ち」だったはずの堤家も崩壊してしまうみたいだし。
公開討論会でもちょっと話題になっていましたが、古美術を美術品として保管・研究・展示するだけでなく「道具」として使うことでつくりあげ継承されてきた伝統文化を、どう保存し伝承していくのか、難しいことだと思います。
そういう役割を担うことに、やぶさかではないのですけどねぇ。誰か、私を大富豪にしてくれませんか?
以前報道されたNHKの番組を観られなかったのが残念です。
古い方の日付から読んでみようと思ってあけたら目にとまったのが「佐竹本三十六歌仙の切断」。私は今東京国立博物館でボランティアをしているのですがお時間あるときに是非第4日曜日14時からやっている庭園・茶室ガイドツアーに参加してみてください♪ 東博の裏庭にはこの事件の舞台になった応挙館があってガイドツアーでは中に入ることもできるんです~~
コメントありがとうございます。
>庭園・茶室ガイドツアー
へぇ~、そういうのがあるのですか。知りませんでした。応挙館を「借りられる」という話は知っていたのですが、なんでもけっこうお高いとか。ガイドツアーならいいですね。
こんど折をみて、ぜひ参加してみたいと思います。
ボランティアって、そのツアーガイドをされているのですか? もしそうなら、その際はよろしくお願いします。(^^)
私も、ときどきぴんくこあらさんのブログにお邪魔します~~ ^0^