花留め

口が広いので花の形がうまく決まらず手を焼いていた筒花入に、花留めを作ってみました。
華道の盛花だと剣山が手軽で一般的ですが、茶花や花入にはそうもいかないので、欲しいと思っていました。

松の枝などで叉木を作るのが本来かもしれませんが、わざわざ松を買うようですし、生花用の本格的なものは、七宝や蟹などいろいろあるようですが、筒花入にはいまいち・・・　というより、どんな形のものなら使いやすいのか、やってみないことにはよく分からないのですね。

むか～し、透明プラスティックのフラワーフレンドを買ったこともあるのですが、ガラスの花器にも使えてオシャレ～と思ったのですが、花留め自身が軽いため、頭の重い花だとうまく留まらないのと、真ん中でくくってあるのが意外と邪魔で思うような向きに生けられず、仕舞ったままになってしまいました。



こちらの、みたいの、を考えていたのですが、ネットにしたのや蛇籠みたいのもあるらしいし、せっかく針金で専用に作るので、サイズをあわせて格子にしてみました。

100均で買ってきた細い針金６本を使用。花入の内側に沿わせた円に格子を組んだものを２枚、少し角度をずらして、３ｃｍほどの間隔でつないで厚みをだしました。

90本入りで100円だったので華奢な頼りない針金ですが、逆にかんたんに形を作り、入れる花の太さに応じて茎をいためずにかんたんに広がってくれるので都合がよいかもしれません。



花の納まりもよいようです。