Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「デビュー」ということ

2008年07月27日 | 茶道
茶陶展の添え釜に伺いました。デパートの一般OKのイベントですので、お茶なら普段は主にウーロン茶、和風庭園で500円の和菓子とお薄を何度かいただいたことアリという男性をご一緒してうかがいました。
「お茶」デビューなわけです。

いやいや、面白かった(笑)。
立礼のような椅子席かと思っていたのが、人もちょうど少なくてお茶室へ。お客様7人くらいで、うち3人様は「身内の者ですから」とおっしゃる顔ぶれ。
「ぜひ男の方どうぞ」って、「いえこの方はお茶は初めてですから」って言ってるのにご正客を薦めちゃう和服姿の先生もどうかと、率直なところ思いますが、「じゃ。」って、ていうかその場所がなんだか他と何か違うかとかゼンゼン分かってないで座ってるから

ま、こういうイベントだからいっかって、いいことにしちゃう私もいたく無責任ではあります(笑)。
だって、せっかく滅多にないことで、すごい経験ですよ。
ていうか本人はそんな認識もないと思いますが(笑)。


お席主さまがすぐ気づいてくださって「あぐらで結構ですよ」と言ってくださったのですが、それはできないと思った模様。
途中で何度か足を組み替えていたので、崩すようにささやいたのですが、却って痛くなるからいいと言って、きちんと座り通し。
あとで感想を聞いてもまずは「足痛かった」と言っていました。

お茶が出たときようやく、誰かのを見て真似ればいいと思っていたら自分が最初だということに気づいて初めて「やばい」と思ったそうです。
お茶碗の持ち方は横で説明する通りに持っていただき、「まわすの?」と言うので90°まわしますと言ったらその通りにしていただけましたが、それで固まってしまったので思わず心配しましたが、まもなく頂き始めたのでほっと一安心。
持ってみたら予想外にすごく熱くて困ったのだそうです(笑)。

いや~とにかく、お席主さまにも他のお客様にも、ご本人にも、たいへん申し訳ない限りではありましたが、面白かったのなんの(笑)。
知らないものに初めて接触するって、新しい刺激ですよね。それで双方が受ける戸惑いうというか刺激を、とても嬉しく感じてしまったのでした。

だからって、ご正客させていただく必要までなかったかもしれないですけどね(笑)。

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