気持ちを込める

今日も台天目をお稽古しました。


今日は、いつになく澄んだ気持ちでお稽古に伺うことができました。
昼間は仕事でいろいろ気持ちが乱れましたが、夕方そんな話をして、そのあと少しメールを書いて気持ちが整理されたようになって、あぁ、大事なものを大事だと感じる気持ちを大切にしなければと思ったり、自分を見つめる余裕をもてる時間の貴重さを思ったりして。
そのままお稽古に向かったためでしょう。
いつも仕事からバタバタとお稽古に行くとそのまますぐお点前はできなくて、お茶とお菓子をいただいて一息つかないと、妙にテキパキ、ちゃっちゃとお点前してしまい、優雅さ、優しさのない丁寧でないお点前をしてしまったりします。

でも今日はできればそのままお点前に入りたい感じで、それも、台天目で貴人に差し上げる丁寧な気持ちで通すことができました。
どうしても手順を忘れたり間違えたりした箇所はいくつかありましたが、今までになく間違いも少なく気持ちのこもったお点前をできたと思いました。

うーん。
やはり気持ちの問題か。
実際にそこにお茶を差し上げたい人がいると思い浮かべて、気持ちをきちんと作ると、お点前の型も自然に思われてきたのでした。


台天目を一回通した後、棚のないお披露目のお点前をしました。
大事にお茶をお出しする気持ちを通したお稽古ができました。