Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

研修会

2007年03月10日 | communication
このところ何かと慌しく、外の活動への参加が少なくなっていますが、いつも参加している会の東京研修会が行われていたので、途中からとなりましたが、参加してきました。


見慣れた顔ぶれがやや少なく、新しい顔ぶれが多いのはよいことですが、やはり少し寂しい気もしました。
いつもどおり楽しかったけれども、私の一番好きな、現場の生の話を聞いて「みんながんばっているな」という共通感、というよりは、すこし学術的な感じのプログラムでした。
発表者では年齢が一番高い先生の講演が一番元気がよく(笑)、渇を入れられる感じでした。

会発足10周年、ITと通信の技術や価格、及ぼす影響の範囲と大きさが、劇的に変化した期間だったと思います。
一方その活用スキルについては、ごく一部の企業などを除いてたいして進歩しておらず、日本経済の競争力強化につながっていないということなのだと思います。「ニッポンの大企業、いったい何をやっているのか! みなさん方なにをやっているのか!いや、上が悪いんだよね?」という熱い「檄」?(笑)


最近イメージしているのは、例えば誰かが油絵の画家になりたいと思ったとき。
戦前の画学生なら、大金を投じて家族と別れて「洋行」するか、日本でそれなりの先生に付くか、というような「やりかた」しかなかったことでしょう。
それが、いまだったら日に何十便もの飛行機がヨーロッパに飛んでいてしかも充分お安くて、本場の絵を見に行ったり習ったり、あるいは向こうからもいろんな人が日本へ来ていて、無数の「やりかた」がある。

自分の能力や予算や家庭の状況に合った「やりかた」を適切に選ばなければならないという課題も生じたけれど、昔と同じ「やりかた」を選ぶなんてことは本来ありえないし、ずっと効率よく大きな成果も上げうるはず。
はず、のところを、飛行機のことをよく知らずに、「洋行」する大変さやかかる資金の大きさのイメージだけが残って、あるいはそうでなくても、自分なりに飛行機をうまく使うスキルが養えずに、いつまでも一流の画家になれない半人前ばかりを輩出しているような感じでしょうか。

早く、いろんなことがみなうまく回り始めるといいのだけど・・・。

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