Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

吉田博展へ行ってきました

2021年03月15日 | art
自粛疲れと言われればそうかもせれないけれど、観たい展覧会が終わってしまう…。
こんなに、こーんなに真面目に自粛してきているので、行きたかった、感染対策に配慮された場所へ、注意しながら出かけさせてください。

子ども、電車に乗るのたぶん半年ぶりくらい~。
私もずっとお稽古の往復のみなので、新宿駅のJR西口改札が自由通路になっていて死ぬほど驚く! さらに、上野駅の公園口が移動し車道がなくなっていてオドロき、迷子になりそうになる
どれほどお上りさん!?
そのくらい、お出かけを差し控えてまいりました。。。


と言い訳はそれで終わりで、土曜日、大気が不安定で雷雨の中、東京都美術館の「吉田博展」へ、だんなさんと子どもと行ってまいりました。
子どもも展覧会は去年の夏休み以来。

小さいころから連れて展覧会へ行って、1~2歳くらいのころが、一番困った、子どもは機嫌よく絵を見て歩いて、キレイなものがあるとママに見せたくて、ママを呼んだり迎えに来たり。
たいがい警備員さんなりからひと言ちょうだいし、子どもはそれで不機嫌になってしまいぐずりだし…。
実は、子どもが機嫌よく絵を見て歩くのは今回も同じ。
周りが、何かやらかすのではとハラハラ、親にクギをさしたくなるのではなく、視線の高さが全く足りない子どもが顔を仰向けながらずーーーっと絵を見て歩き、一区切りするとママのところへナナメに歩いて「ママ、好きなの3つあった!」と呼びに行くのを、周りが温かく見守れる年齢になった、ということでしょう。

それにしても、熱心に一通りすべての作品を眺め通し、今さら「走らないで」とも言わなかったのに常に落ち着いて歩き小声で話し…。大した成長
鑑賞ぶりを写真撮りたいくらい、イヤなかなかの鑑賞達者ぶりでした。
夕日でオレンジ色になった景色がきれいなので好きだそうで、1階では「劔山の朝」や「ヴェニスの運河」、2階では逆さ富士の「山中湖」、ピンクの「あうむ」やインドの「フワテプールシクリ」、3階では三渓園の桜並木の「花盛り」などが気に入ったそうでした。
映像も熱心に見て、版画の過程などなんとなく理解したようす。パパが1サイクル見て立ってしまった後も残ってもう1サイクル見ていました。

私は、オレンジ色も好きだけれど、もっと深く陰影が効いたのが気に入ったかな。「マデュラの神殿」とか「温泉岳」とか「春日参道」とか、やっぱり「劔山の朝」とか。

多数刷りなどの見事さとか、構図の斬新さとか、素晴らしかった~。
でもこんな素晴らしい版画を制作されていたら、肉筆もすごいんだろうな。大きなサイズの肉筆画なんかも見たいな…とも思ってしまいました。

ご子息の吉田遠志さんの絵本も、いちど通して全部読んでみたいなぁ。



雷鳴の中、パークカフェでお茶。

こういうのが嬉しそーうな顔も、なんか久しぶりな気がする。やっぱりお出かけの解放感かなぁ。

早く、これがアタリマエの日常が戻りますように

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2 コメント

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Unknown (ぴんくこあら)
2021-03-18 09:32:41
とてもすてきでした~。
そうですか、三四郎。
学生時代に三四郎を読んだ頃は、絵のこととかダラダラ書いてあってつまらん、いいから話進んで!とか思っていたような記憶しかありません。。。
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Unknown (hananohana)
2021-03-17 06:13:53
吉田博、いいですね。テレビで展覧会の様子を見ました。私も見たいですが、できそうにありません。漱石の三四郎にも出ていたような記憶があります。
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