冬季、葉が落ちた時にウメやカキ等のバラ科の植物の枝を見上げると、イラガの繭が見つかることがある。
この繭は非常に硬く、白と黒の模様はそれぞれすべて違う。
この写真は数年前に撮ったものだが、この中に終齢幼虫がいて越冬中とのことである。
先日、Kさんに沢山のイラガの繭があるところを教えてもらった。
その中に、こんな小さな穴が開いているのがあった。
これは、寄生蜂のイラガセイボウが中イラガの幼虫に産卵する為に開けた穴である。
穴が開いていない繭もあったが、産卵の穴が開いているのがいくつもあった。
そしてこれは、昨年イラガセイボウが成虫になって脱出した穴が開いたもので、小さな産卵孔も見える。
今まであまり気にしないで、イラガの繭があるなと見ていただけだったが、イラガセイボウも見たいし、これからは注意して見てみよう。
10年程前に、イラガの幼虫にやられてひどく腫れてしまい、医者に行ったことがあったので、何となくイラガというと敬遠していたのだが。
イラガセイボウはイラガイツツバセイボウとも言うようで、外来種とのことだが非常にきれいな青く光る蜂なので、今年は是非撮影したいと思っている。
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