なんで今頃オオヤマトンボの羽化なのか?と思われるかもしれないのですが、やむを得ずです。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark2のファームウェアがバージョンアップされて、フォーカスブラケットが使えるようになった。
これで、深度合成ができるので、良い被写体はないか昨日探したのだが、なんとも虫の少ない季節で適切なのがいなかった。
仕方なく、自宅にあったオオヤマトンボの羽化殻を、フォーカスブラケットで白バック撮影してみたものです。
設定方法がつかめず、いくつか撮った中で、20枚をパソコン上でCombineZPを使って深度合成したものです。
フォーカスステップは1 から10、撮影枚数は何と999 枚まで設定できるので、どう使うかがまだつかみきれていない。
これは、たぶんステップ2での撮影だったと思う。
一部ピントが合ってなかったり、ぼけているのもあるが設定が悪かったので、慣れればもっと良くなると思う。
ちなみに、20枚の中から頭にピントが合った1枚はこんな感じで前後がぼけてしまう。
深度合成は、今まではOLYMPUS STYLUS TG-3 Toughで行っていたが、これは顕微鏡モードしか対応していなかった。
今度は、ワイドレンズでも、望遠レンズでも使えるので、風景でも利用できる。
いろいろと試そうと思っている。
ところで、このオオヤマトンボの羽化殻は何年も前に、なんとも不思議な形なので持ち帰って、ケースに入れておいたもの。
改めてみると確かにすごい形で、背中は恐竜のようだし、この頭はどうなっているのか?
先ほどの、深度合成したものをトリミングしてみた。
頭に棘がある。
普通のマクロ撮影で、真上から撮ってみた。
なんだこれは。
調べてみると、これは下あごの鋭い長い歯で、頭全体がそっくり返っているのだ。
ヤゴにしても普通の形だし、トンボも普通の頭だし、羽化殻だけがこんな頭になっているらしい。
これは知らなかった。
フォーカスブラケットの為にたまたま撮影しただけなのに、一つ今まで知らなかったことを知ることができた。
凄いことを見つけましたね。面白い着眼の記事が多い中で、これは出色!!!
写真も凄く良いです。
頭の後ろに牙がたくさんあると思ってしまったのでびっくりでした。
深度合成面白いよ。
流石、OLYMPUSです。他メーカーではやってないのですか?
小さな虫が、なんだか博物館の恐竜のように見えます。
そういえば撮った後からどこにでもピントが合わせられる技術とかも
現在あるようですね。スマホにもそのうち搭載されるかもとか。
人間の目をどんどん補う技術は凄い進んでいますね。
テスト版ですが、風景の深度合成も南大沢季節便りに載せました。よろしかったらみてください。
そのうちに、各社つけそうですが。
通常のカメラでやるのは大変ですね。