昨夜久しぶりにマザーテレサの映画を観てまたまた感涙した。30年前に日本を飛び出す前僕は地獄を体験し、宗教書を貪り読んでいた。その流れでマザーテレサのことをしったのだが、その時はまさに実在の神様に出会ったような気持ちになった。そして日本を飛び出したらマザーテレサの施設で働けないだろうか、僕は大工仕事も、調理もプロ並みにできるのだからきっと役に立てるはずだと思っていた。タイにはライトハウスと呼ばれる売春婦厚生のための施設があると聞き、そこで働いてもいいとも考えていたのである。なんでもよいから利他のためにこの身を捧げたいという気持ちをもっていたのであった。結局はそういった施設でのボランティアは果たせなかったけれど、来る人拒まず世界の人々のポートレイトを1000枚近く無償で描き続けることができたのはその気持ちの表れであったと言えそうだ。僕は今でも生きてあることの喜びは第一に自己の精神的成長であり、第二に利他の心を絶やさないことだと信じている。利己の心はただただ地獄の苦しみを招くだけだと知るべきだと思っている。
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