油彩 25x32cm 2023
昨夏の連続52日間猛暑には流石の僕も弱音を吐きそうになった。昼間は体温と変わらない室温なのでとても創作活動など出来ないわけである。それでサイゼリアに避難してドリンクバーで数時間粘って読書に励んでいた。しかし夜間になっても30度をくだらないのには打つ手がなかった。扇風機という文明に頼っても何の慰めにもならなかった。日本の気象庁はこれを熱帯夜と命名しているが、どこからそんな馬鹿げた大嘘が生まれたのかと日本人の常識のなさに腹が立ってくる始末だ。僕は赤道直下の熱帯地方で何年も過ごしたが30度をくだらないようなそんな馬鹿げた夜は一度も体験したことがないのだ。日中33度でも夜中には10度ほど気温は低下するのである。昨日もマレーシアの友人の投稿で夕食時に24度という過ごしやすい温度になっていることを知ったばかしだ。昔青春18きっぷで夏の北海道を旅し真夏にも拘わらず石油ストーブに当たりながらラーメンをすすったのが懐かしくてならなかった。今年の夏は北海道に避難しようかと考えていたところへJRが馬鹿げた青春18きっぷの改悪をやってしまったので、その夢もはかなく潰えてしまった。一体どうすればいいのだろう。
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