ムツゴロウの畑正憲さんが心筋梗塞で自宅のある北海道中標津の病院で亡くなった。
87歳であった。
彼は東大現役合格の優秀な人であった。
その事より最初に衝撃を受けたのは、報道に携わっていた時に、台風の映像を届けるため、腰にロープを巻いてスタッフに確保して貰い、荒れた海に向かってカメラを構えて入って行ったのだ。
この時凄い人もいるものだと思った。
その後、北海道の無人島で動物王国を築き北海道で人気の場所になった。
彼の書いた本は相当読んだ。
私が電気設計として勤務していた函館ドックが不況で、希望退職を募った。
それで辞める事になった。
その後、短期間で色々な仕事をしていたが、ムツゴロウが書いた本の中に、北海道の知床半島に無用な砂防ダムを築いているとの本が出され、興味をもった。
是非見て見たいがつてがない。
それが幸運な事に妻が勤務していた病院の上長の息子が知床で水産関係の会社を経営していた。
そのつてで話をして貰ったら丁度1人の漁師が怪我をして空きが有ると言う。
場所は知床半島のルシアだった。
正に砂防ダムの作られた川の側にある番屋だった。
このルシアの川に砂防ダムが作られた。
番屋1件しかない場所には必要のない砂防ダムだった。
公共工事を誰にも見えない場所でやらせているとしか思えない工事だった。
知床が世界遺産になったとき、砂防ダムが無駄な施設であると、撤去される事になった。
そんなことをを思い出した。
このルシアのサケマス番屋は楽しかった。
毎朝3時には起きて網を起こしに行く。
そしてウトロ港から来るサケの集荷船に載せれば仕事は終わり。
6時には番屋に戻り、朝食と晩酌?を飲んで一日の仕事が終わる。
番屋の近くには毎日のように熊が現れる。
でも誰も何かをするわけでなく、普段通り生活している。
熊も悪さをするわけでなく、しばらくすれば居なくなる。
そんな事が毎日繰り返されていた。
ウニはウトロ漁協で扱って居ないので、磯舟を出し網で捕る。
あっという間に凄い量のウニが採れる。
それを番屋のおばあちゃんに渡せば殻を剥いてくれ、どんぶり一杯食べられた。
今どうなって居るかな?
今日もリサイクルショップを回る。
ビッグバンに行ったら2017年製のIHコンロがあった。
ニトリの物で税込み1650円と安い‼️
今まで回った所に有ったのは4000円くらいしていた。
早速電源を入れて見たら問題なく動いた。
機能的にも以前使っていたのより上だ。
取説も有り、保証も1年付いている。
これで今まで通り調理が出来るのでひと安心だ。