口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH!

2024-01-19 23:00:00 | YMO &more

本日の幸宏さんの一夜限りのライブ『YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH!』映像作品劇場上映&佐橋佳幸さん+飯尾芳史さん+ゴンドウトモヒコさんによるトークショー終了。

いろんな想いがよぎりましたが、でも総じて「幸宏さんのライブ」を純粋に楽しめました。

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ライブ映像を観ていて、当日のいろんなことを想い出して。その時期、僕はキーボードマガジン2019年1月号『YMO結成40周年企画第二弾( https://www.rittor-music.co.jp/magazine/detail/3118122009/ )』でめちゃくちゃ原稿を抱えていて、マジでライブに行くどころか、寝てることも許されないような状況。

幸宏さんのライブだからギリギリ許されたかもしれないけど、いやでもさすがに編集部には一切告げずに(告げられずに)、携帯もオフにして、連絡が取れないようにして会場に行きました。

そんな状況だったので、ほぼ寝ずにライブ当日を迎え、開演1時間前まで原稿を書き、極力エナジードリンク系を避けていたにも関わらず、この日ばかりは開演前にレッドブルを一気飲みし、ライブ後は速攻帰宅。友達からの打ち上げの誘いも断って、そのまま徹夜で原稿を書いたものです。

だから正直、楽しい想い出はあまりなく、眠たいのにレッドブルで脳を強制的に起こしているような感じで、夢だか現実だか記憶が曖昧なライブ鑑賞でした。それでも、その会場に居ることができた幸せを改めて噛みしめたのは、9カ月後に六本木ヒルズで開催されたライブDVD劇場上映を観た時でした。

そして今夜ライブに行けた時の幸せはもちろん、YMO結成40周年に携れた幸せも含めて、もっと言えば、幸宏さんの音楽に出会えて、自分は本当の恵まれているなぁ、幸せ者だなぁと心底感じた夜でした。

ちなみに下の写真は、そのライブ当日の2018年11月24日、教授から幸宏さんに届けられたお花です。

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いまだ幸宏さんのみならず、教授の追悼番組の類はほぼ見ずに(見る気持ちにならずに)おりますが、大晦日に"Ambient Kyoto"で体感した教授の『async - immersion 2023』と今日の幸宏さんのライブ映像で、僕はようやく、少し前に進んでいけそうです。


もう1年、まだ1年

2024-01-15 19:00:00 | YMO &more

2023年1月14日、土曜日。きっと何か楽しいことがあったのだろう。自宅で一人、しこたまビールを飲んで、ご機嫌で就寝。翌日15日の朝、多分10時に目覚ましを鳴らした。

うわぁ、もう朝か。もうちょっと寝たいなぁと手にしたスマホに、いろんな友達から「布施くん、大丈夫?」「残念だね」「悲しい」とメッセージが届いてた。だけどおそらく、みんな気をつかってくれたのだろう、誰も何の事かは具体的に書いてなかった。

一体何のことかわからず、頭の中は「???」だったけど、でも、すぐに状況を察知できた。一瞬にして目が覚める。身体は全然起きてなかったけど。

その時、なぜか悲しい気持ちは一切湧き上がらず、とても不機嫌だった。怒っていた。何に対して怒っていたのか自分でもわからないけど、今にして思うと、きっと「いやいや、その程度でYT派の気持ちは揺らがねぇし!」って気持ちだったんだと思う。

その気持ちは今、変わらない部分もあるし、変わった部分もある。だけど基本的には、一年前と同じかなぁ。まあ、今は全然怒ってないけど。ただ、精神を擦り減らすような葛藤は猛烈に増えた。

そして一年。ずっと気を張り続けてきた一年だったけど、今でも、ちょっとでも気を緩めるとダークサイドに落ちてしまいそうで、まだまだしばらくは、気を張って過ごしていくんだと思います。でも、きっと大丈夫。

しんどい一年だったなぁ。これからもしんどい日々が続くんんだろうなぁ。でも、いかなきゃね。僕の使命であると同時に、これまでの恩返しとして。