ちょっとだけ長い「ひとこと感想」その8。
メモには、「かなりの血みどろだけど、日の光の当らない場所での話なので、色調がダークで、ショッキングな赤じゃあなかった。これほど怖がらずに観たホラー映画(と呼んでいいのかどうか)も、私としては珍しい。ストーリーはほとんど知らなかったけれど、なんとなく予想がついて、実際その通りに話は進む・・・でも、全然退屈じゃあなかった。これほど“寂しさ”を感じさせるヴァンパイヤの話も、私は初めてかも」。
原題("Let Me In")にも考えさせられた。「入っていい?」と、少女は礼儀正しく尋ねる。部屋に入れてもらうには、相手の許可が絶対必要・・・というところに、私は皮肉よりも哀しみを感じたけれど、でもあのラストでの少年と少女を見ながら、この先に待ち受けている運命が既に透けて見えてしまうようで、後味がよかったとはとても言えない。
でも・・・雪の中で二人が出会い、考え考え、僅かばかりの言葉を交わす、あのシーンは強く印象に残っている。全く違う立場ではあっても、誰にも言えない「秘密」を抱えて、あれほどの孤独の中にいる、ほとんど孤児のように見える二人が感じているであろう寒さ・冷たさが、私にもそのまま伝わってきた。
オリジナルの『ぼくのエリ 200歳の少女』はスェーデン映画とか。いつか観てみたい。
でも、いろいろネットであちこちの感想を読んでみると『ぼくのエリ 200歳の少女』の方が良さそうに思えてきました。
また上映の機会があればいいけど。
あ、そういえば、キッキは観たのかもしれないです。(*´∇`*)
私も「ぼくのエリ」、いつか観たいです。
でもこの『モールス』も、私はいいと思いました。
キッキさんとは会場ですれ違っていたかもですね(^o^)
とにかく、子どもたちの物語なので
chonさんはお嫌いじゃないと思うんですが・・・
でもね、学校の同級生たちのイジメとか
少年の母親の精神的な締めつけ?とかも描かれてるので
「chonさん向け!」ってスッキリ言えないトコロも。
(ホラーよりそっちの方がコタエル自分・・・)
『モールス』も『裏切りのサーカス』も映像に独特の冷たさがあって、別の監督さんなのにごっちゃになってしまいます。
確かに後味がよろしいとは言えないけど、ヴァンパイアものとしては5本の指に入るかも。
「ぼくのエリ」は「サーカス」の監督さんなんだ・・・
だったら、すごーく期待してしまいそう(どきどき)。
>『モールス』も『裏切りのサーカス』も映像に独特の冷たさがあって
そうなんですよね。
私もなんだかごっちゃになってしまいそうです。
でも、「ぼくのエリ」の方を見たら
区別がつくようになるかも~(^o^)