ロマンス詐欺

警察庁の発表によると、2024年1月から3月までの3か月間だけで、
SNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は2,303件、被害額は約279.8億円に上りました。
単純計算でも1人当たり1.215万円の被害であり、
被害届を出していない泣き寝入りのケースも含めれば
みんなどれほどのお金を継ぎ込んでいるのであろうか？
おそらくはお金に余裕があってのことではなく、借金してまで送金した人もいるのだろう。
しかも最近では、一度も会わないままに送金しているケースも多く、
どれほど恋愛に飢えているのか、それとも見返りを求めているのか理解が出来ない。
それだけに他人に話すこともはばかられ、黙って我慢している人も多いのかもしれない。

オレオレ詐欺にしてもそうだが、直接会わない人にお金を融通するということに
いつも疑問を感じている。会わなくても信用出来るというのが分からない。
最近では闇バイトによる強盗事件が横行しているが、
事前に家庭調査や資産調査をしているだろうから安易に個人情報を伝えるべきじゃない。

こういう事件が起こるたびに私だったらどうやって事件を起こすだろうか？と考え、
こうすればもっと稼げるはずと考えてみてからその対処法を考えている。
息子がお金を求めるのであれば、直接頭を下げにこさせることを日頃から伝えておく。
それが出来ないのであれば、諦めさせるような関係性を作っておけばいいことである。
ロマンス詐欺にしても闇バイト事件にしても、自分は引っ掛からないと高をくくり
正常性バイアスもあって簡単に他人を信用する。
毎日毎日嫌というほどにテレビで報道されているが、
スマホの普及に伴いテレビを観ない世代も増えて、
自分が必要と感じて求める情報しか手に入れないタイパ重視のおかげで
テレビを観ていればさんざん訴えている情報を自らシャットアウトして
顔も見ないでお金をあげる人が居たり、
闇バイトに応募していつの間にやら強盗犯や殺人犯にさせられて
どんどん被害者に適した人材を育んでいくように思えてならない。
つまりは犯罪者にとって都合のいい社会になっているということに思える。
この国も自国民を陥れて富を得ようとする国民が居ることに嘆いている。

参考：ロマンス詐欺とは？見抜く方法と詐欺に遭わないための対策について
　　　～「あれ？」とちょっとでも思ったら一度立ち止まる勇気を！～