まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

時代は変わってしまった

2024-11-06 | 反省
先日キッズプラザに行ったら小学生の団体が通路を塞ぐようにして座らせられている。
オープン前に到着した小学生たちは、一番に入ろうと入口を前にして待っているのが分かる。
夏に訪れた滋賀県立琵琶湖博物館に行った時もそうだけど
もう引率される先生方でさえも他人の迷惑にならないように行動しなければならない
なんて考えは持ち合わせていない時代になったらしい。
まあ電車に乗ったってみんなイヤホンをしてスマホを見て自分だけの世界に閉じこもっており
他の乗客に迷惑になっていないか?
周囲の人が困っていないかとアンテナを張り巡らせているような人は
見られなくなってしまったことを思えば、
その世代の人たちが教師となり、子どもたちを引率していても
そういう判断が出来る訳がない。
そういう時代になってしまったんだと理解しつつ、嘆いている。

いらち(短気)な人の話

2024-11-05 | 受け止め方
いらちな人というのは、悪い意味ばかりではない。
バイタリティにあふれていて、何かを頼むとすぐに行動してくれる。
要領もよく、立ち回りも早い。
ただ一緒に何かを成し遂げることが苦手で、
すべてを自分のベースで進めて行くため、周囲の者は付いて行けなくなる。
外から見ると何でもやってくれてありがたい存在であり、羨望の対象だが
内輪では独りでどんどん突っ走って迷惑な存在なのかもしれない。
夫婦であれば、初めは頼もしいだったんだけれど
だんだんと自分の居場所が無くなり、
外向的な人なら不倫、内向的ならうつになるかもしれない。
いらちな人は他人のことも信じられなくなり、物事を任せきれない。
どちらかと言えば従順に何も考えず、右から左へ延々と出来る人になら頼めても
臨機応変に立ち回る人には任せられなくなる。
他人からの意見が素直に受け入れられないために、
みんなの意見をまとめるようなことはせず、打ち合わせなしにどんどん進めていく。
そのために周囲の人たちはどう協力すればいいのか分からなくなっていく。
自分が必要とする情報しか流さないために、
周囲の価値観と自分の価値観に乖離がどんどん開いていき、
ブレーンになろうと協力的な人までも受け入れられなくなる。
そういう人は結局のところ自分自身しか信じられなくなり、
身体を鍛えはじめ「身体は嘘を付かない」と筋肉隆々になっていくことも珍しくはない。
ますます孤独になるが元気なうちはそれでもいいが、
年齢を重ねて自らが自由が利かなくなってくると、他人に委ねていかなければならなくなるが
周囲に自分を理解してくれる人がいないためにますます孤独化していき、
最終的には厄介な老害をまき散らすお年寄りになっていくのかもしれない。
かつての旧友にそういうタイプの人が居た。
今はまったく付き合いがないが、友人を通じて彼の噂が入ってくる。
初めは評判がすこぶるいいが、ある時期からは悪口を聞くようになる。
そういうことの繰り返しから、勝手に想像を膨らまして書いてみました。
私は心理学者でもなんでもなく、独断と偏見の塊ですので
皆様方には誤解のありませんように。

障がいのある人に接すると幸せになる

2024-11-04 | 受け止め方
障がいがある人に接していると、さまざまな固定観念が潰されていく。
自身にも障がいがあり、いくら努力をしても出来ることには限界があり、
「ふつうはこうするものだ」というふつうができないことがいっぱいある。
いくら頑張ったって努力をしたってどうにもならないこともいっぱいあるが、
それでも生きている。
かつて『典子は今』という映画があった。
主人公の彼女は、母親が妊娠中に服薬したサリドマイドにより
両腕の無い状態で生まれてきた。
しかし器用に両足で包丁と野菜を握り、まな板の上で切っていく。
少し高い台の上に載って両足でフライパンで炒め物をつくり
自立生活をされていた。
私はこれまでは両親から「食べ物を足で粗末にしてはいけない」と教えられてきたので
彼女の調理する姿が衝撃的で、何気ない教訓でさえも彼女を傷つけてきたと知り
これまでは当たり前で正しいことと思われることでも疑ってかかり
正しい見方へと修正しながら自身を淘汰していく生き方が始まった。
こんなふうに受け止めていけば、
この世の中にはどれほどの固定観念が氾濫しているのかが分かってきた。
この固定観念こそが我々を押さえつけて生きにくくしている。
ケガや病気、うつなどで苦しんでおられる人たちを見ていて
この固定観念がなければ、もっと自由に生きられるのにと思うことが多い。
私は障がいのある人に接することでたくさんのことを淘汰してきた。
そのおかげで自由な発想が出来るようになってきた。
ひとつのイベントでも開催する側の立場と参加する立場に
ギャップを感じることもあるが、双方を経験することで無くしていける
固定観念も少なくない。
私はあの映画以降、さまざまな障がいのある人に接するように心掛け、
障がいのある人に助けられ、人生を幸せにしてもらっている。

選挙について

2024-11-03 | 反省
選挙権が20歳から18歳に引き下げられているが、選挙に関心のない若者が多い。
その理由を考えてみた。
今回の衆議院選挙のテーマにもなった政治と金の問題について、
彼らの親や祖父母の人たちが思うほどの関心がないのではないだろう。
バイト代から天引きされる税金についても当たり前に支払われているこなのだが
103万円の壁があるためにそれ以下で働くと所得税も発生しない。
消費税も生まれる前から当たり前にあるんだから取られているという気持ちも低く
そのお金の使い方にまで関心があるとは考えにくい。
そんな彼らが政治に関心が持てるためには、
消費税を一度無くしてみて、選挙で政治が変わることを実感するとか、
独裁主義の社会になる可能性がある以外には、若者が意識を持つことはないだろう。
選挙に行く人を増やすことは出来る。
選挙に行かなかった人の税金を高額にするとか選挙に行けば商品券を配布するなど
方法はあるけれど、あえてしないのは既存政党が負ける可能性が高くなるからだ。
現在政治を担っている与党にとっては、
あまり今日興味のない人には、選挙に行ってもらわない方が安全となるから
絶対に行おうとはしない。
今回、多くの地域で選挙時間の繰り上げをしていたとニュースになっていたが
与党の強い地域に限定され、近畿圏内でもすべて日本維新の会が独占した
大阪府内のみ1カ所もなかった。
すべて与党体制が有利になるように水面下で動いており
「選挙に行こう」と言いながら行かないように仕向けている社会に
若者が選挙に行かない方が政治も進めやすくなっていることに
若者たちには気付いてもらいたい。
若者が選挙に行かない方が、選挙に行く高齢者向け社会になるような施策ばかり
続けていけばいいが、若者が増えると若者向けの施策に変わっていかなければならなくなる。
だからこそ消費税をなくすなんてことは、政府転覆の可能性が出てくるので
絶対にやらないだろうね。

ジェンダーについて

2024-11-02 | なるほど
10月26日、27日に扇町公園でレインボーフェスティバルが開催されていた。
レインボーフェスティバルは、国内外に暮らすあらゆるセクシュアリティ
・地域の皆さま・ALLYの皆さまが多様性を祝う関西最大級のイベントだそうだ。
私はこれまでにLGBTQなどの話を聞きに行ったこともあるが
自分の中にはない概念なだけに、言われていることを
ただただ事実として受け止めるまでにしか至れていなかった。
しかし最近、タイムリーにもこれに関わる番組を見たので
これまでとは少し異なる印象をもつようになっている。
その話を紹介します。

2021年11月3日に放映されたNHKスペシャル
『ジェンダーサイエンス 男X女 性差の真実』
という番組だ。
我が家のビデオのHDDに録画したまま2年も見ていなかった番組である。

ドミニカ共和国に人口5千人のサリーナス村がある。
そこに住むカレラ・テレーロさん(8歳)小学校に通う女の子だが
8年後取材すると、カルロスさん(16歳)として男性になっていた。
「腕の筋肉が増え、声が低くなりました。性器も変わっていったんです。」
「本来の自分でいられていい気分です。」と話す。
生まれた時男女を見分けるのは外性器の形。カレラの特徴は女の子でした。
それが男性の特徴に変化したというのです。
サリーナス村は体の性が変わる不思議な体験をする人は、
50人に1人が体験している。
なぜ体の性が変わるのか? 体の性が作られる神秘的な仕組みが関わっている。

性別が決まるのは受精。X染色体をもつ卵子、そこに向かっていく精子は
XかYどちらかの染色体をもっています。
卵子はX染色体をもつ精子を授精すれば遺伝的には女性、Y染色体を授精すれば
遺伝的には男性です。
胎児の体ははじめ男性でも女性でもありません。Y染色体が働くと精巣が作られます。
遺伝子の働きは主にここまで。この先はある物質(性ホルモン)が
体の性を作っていきます。受精から8週目、テストステロンの分泌が始めます。
このテストステロンシャワーが全身を巡り、外性器など男性の体を作っていくのです。
カルロスさんの場合、遺伝的には男性ですがテストステロンの働きが弱く
男性の体が作られませんでした。
思春期の時に再び分泌されるテストステロンシャワーは、
胎児の時より長期間に渡って働き続けます。
さらに細胞もホルモンに反応しやすくなっています。
この結果カルロスさんの体には僅か1年ほどで男性的特徴が現れたのです。
体が男性とか女性になるためのさまざまな因子が関係し、
特に精巣から出てくる男性ホルモンが働くと男性化してくる。
男性化するホルモンが不十分であったりすると、典型的な男性にならない。
それから女性であっても、男性ホルモンが多く出る場合には
身体が男性化することが見られます。
サリーナス村ではどうしてこんなことが起きるのか?
この村では遺伝子の変異によって、テストステロンの効果を強める
酵素が働かない人が多いことが知られている。
男の子なのに男性になりにくい。
XXが基本体で、Y染色体が入るとテストステロンが作られて男性に
スピンアウトしていく。

と、このような説明を受けて私はLGBTQの方々について
ちょっとしたテストステロンの働きによって起こりうることと
理解することが出来てくると、自分の中にはない概念ではあるが
ちょっとした作用によっては自分の当事者になった可能性も否めず
他人事では済ませられないという思いに変化してきた。
ともすると男か女かという二者択一の考え方こそが
根本的な間違いだったことを知らされるとともに
お笑い芸人のあぁ〜しらきさんがやっている
「男でも女でもない者であります」という表現こそが
一番正しいのではないかと思うようになってきました。
これを機に皆様の理解が広がればと思っています。