昨年、10月22日に新千歳空港で撮影した キャセイパシフィック航空 A350-900 B-LRC機 です。
香港発 CX580便 A350-941 キャセイパシフィック航空は、香港のフラッグキャリアですね、ライバルだった香港航空は、昨年末に経営が行き詰まり、今は細々とやっているようです。
香港の航空会社を含めて、中共の香港支配が確立しつつある現在、香港のアジアの金融センターとしての地位は微妙になりつつあります、中共の支配ですから自由な活動は保証されないでしょう。
それが良いことなのか悪いことなのか判らないですが、現在進行形で米中対立貿易戦争や武漢肺炎の問題があって香港の自由が顕在化が遅れている状況にあるのではないかと私は考えます。
中国経済は景気が悪くなっていて、経済活動が萎縮しているので香港の自由が奪われてしまったことがまだ世界には目立たないようになっているように感じます。
また、中共の支配下に置かれてしまったので、経済指標の数値は如何様にも盛ることが出来ます、実際に、昔、ソ連が崩壊したときは経済規模が公表の半分しか無かったと言います。
香港行き CX581便 これから香港がどう衰退して行くのかは判らないですが、習近平は、香港という金の成る木を枯らしてしまったように私に思えます。上海や澳門があるという人もいますが、
上海や澳門は香港とは異なり中国そのものにあり、中国にとって世界にとっても、今までの香港の機能を果たせるとは思えません。それは中共にとっては、大きな痛手になると思います。
世界にとってはどうなのかと考えると、香港の代わりとして既にシンガポールや東京が名乗りを上げていると言われており、香港の代替地は大きな戦乱さえ無ければなんとかなりそうです。
ソウルも金融センターとしての名乗りを上げたようですが、脆弱なウォンが今まさに崩壊しようとしている国に金融センターの役割が果たせると思えませんし、各国も無視でしょう。
中共の経済政策は、公安当局の実力で行う部分があり、株価暴落を防ぐために株を売らせない、売ろうとした人を逮捕ということがあるので、経済指標はある程度誤魔化しが効くそうです。
このまま、香港がどうなるのか武漢肺炎がある程度決着し、米中貿易戦争の行方がどうなるのかで香港の運命も決まるでしょう。
日本は、今、香港情勢には注目して情報を集めておかないといけないのですが、経済的には自国の経済状態を改善することに、日本の持っているリソースを全て注ぎ込まないいけない状況です。
他国よりも今は日本ファーストしかないですね。