Rez Abbasi

ＣＤ、アナログ盤など、
取りつかれたように買い漁る時期もあれば、
そうでもない時もある。
昨今は後者の部類だが、
そんな時でも生徒さんが
‘こんなの聴きましたか？’という感じで～
様々な音源に耳を通させて頂いたりもする。
その中で
ここ最近で最も印象に残った中の一枚が
Bazaar／Rez Abbasiだ。
Rez Abbasiは
１９６５年生まれ、パキスタン出身らしいが、
４歳の頃、南カリフォルニアに移住し、
USC、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで
音楽教育を受けたということなので
すっかりアメリカ育ちだ。
‘Bazzar’では
ギターはもちろんエレクトリックシタール等もプレイしていて、
タブラや女性インディアンボーカル等も聴かれ、
イイ具合にジャズとインド音楽がブレンドされている。
企画モノ的な、ブレンド民族音楽には
耳を傾ける気が起きないものも多いが
ミュージシャン本人が、しっかり取り組んでいる
このアルバムのような音楽は似ているようで
全く別物だと思う。素晴～らしい！
ギタープレイ自体は
ある世代以降のジャズ畑出身の多くのプレイヤーが
そうであるように、結構パットメセニーの影響がチラホラ見え隠れするが
それ以上に、しっかり個性が立っている所も好きになってしまった。
既に数枚リーダーも出しているし、
いろいろな人と共演もしているようなので、
機会があったら他の作品も聴いてみようと思っている。