室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

スケール、コードトーン…w/リピート、装飾…

2008年08月19日 | 基本・基礎
ウチのレッスンにしても、
様々なジャズの資料を参考にしても、
その他あらゆるソースで
スケール、コードトーン、ガイドトーン等が
重要な基礎になるという類のことを見聞きすると思う。
時折、それらをもとにプレイしても
いわゆるジャズらしいソロにならないのですが?
という趣旨の質問を受ける。

人それぞれ対処すべき原因は異なるが…
まず、リズム的な問題のケースが多いけど、
それは、ここ最近、このブログでも幾つか書いたので
そちらを参考にして頂くとして、
それ以外、2点程、解決に繋がりやすいポイントを書いてみよう。

スケールにしてもコードトーンにしても、
上行にしても下降にしても跳躍させるにしても、
だらだら羅列し過ぎない/しない。
スケール、コードトーン全部を弾かなくては…などとは決して思わず
一つでも2つでも3つでも任意の音を選び、
一度プレイした音列、それに伴ったリズムをリピートする等して
メロディックモチーフなり、リズミックモチーフなり、
音楽的センテンスを構築していくことを意識する。

刺繍、
インダイレクト・レゾルーション、
(メイン、ターゲットの音を隣接した上下の音で挟む。詳細は別機会)
クロマティック、他により
音を装飾していく。

…あたりが即効性が期待できる対処策だと思うが、

一点目の
‘一つでも2つでも3つでも任意の音を選び’という事にしても
スケール、コードトーン等自体を把握していなければ
音を選びようがないし、
2点目の装飾も、
装飾すべきターゲットの音
(スケール、コードトーン等の一部)自体を認識していなければ
飾りようがない。

というわけで、モチーフ、装飾などは
また別枠として研究するとしても
スケール練習等は、その段階のためにも、プリリクイジット的に
重要だ。

実際的に
モチーフをどう構築するか?
どのように音を装飾するか?ということで
トランスクライブ、コピーの必要性、有用性も出てくる。

‘スケール練習の類はダルイけどコピーは好き!’
‘スケール練習はコツコツするけどコピーメンドクサッ!

どちらも気持ちはわかるけど、あまり感心はできないサ~。
両方共、楽しんでできるように自己コントロールできるといいネ。
コメント
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