室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

ランダムアドバイス ③

2006年04月10日 | 練習・アドバイス
・ハーモニックマイナー系のスケールはあまりモーダルな
環境に向いていません。
A HMでお話します。FからG#は短3度離れていて距離があり、
G#からAの、単一的なトーナルセンターに対しての
解決感が強調されてしまうためです。

・メロディックマイナー系のスケールにはアボイドノートはありません。
(ミクソb6を除く・・11がアボイド)
※アボイドとか言うからには機能的な視点ですが、
ミクソb6を除いてアボイドが無いということは
モーダルな環境(4thヴォイシング等)に向いていると.....。

・コメントの欄で、メジャーコードと#11についての質問を頂きました。
機能和声的にお話ししますと、Ⅳでは勿論#11は使用可です。
その他ノンダイアトニックメジャーもbⅡ、bⅢ、bⅥ、bⅦ等で
#11が使えます、というか一般的なスケールで言うとリディアンです。
それからⅠでの#11あるいはリディアンの使用も、
かなり古い時代を除けば、めずらしくありません。
普通にイオニアン(アイオニアン)だとすると
11の音は3度と半音でぶつかるのでアボイドですが、
#11でしたらバーティカルに有効です。
トーナリティー的には狂いを生じるのですが
縦の要素に重点を置いたと考えればいいと思います。
なかなかヒップな感じでよいです。
トライアドオーバーベース④他でも、
Ⅰで#11を含んだものを例にあげています。
最後に、maj7,#11のコードスケールとして
リディアン以外にリディアンオーグメンテッド等も比較的よく使用されます。

なんか最近めっきりマジメなブログだからそろそろ南国ばなしでも.....。
反応ウスメのスティールギターやウクレレのこととか(爆)
アロハシャツの話題もイイナ.....。


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