オーディオアンプやギターアンプに現在でも使われる真空管。
真空管を使うメリットは何でしょう?
真空管はトランジスターと異なりヒーターがあります。
真空管が赤く光るのはヒーターのためです。
真空管が増幅するとき音楽信号はカソードからプレートへ飛んでいく電子となります。
カソードの手前にあるヒーターからエネルギーを受けて
どんな微小信号でもプレートへ向けて飛んでいきます。
対して、トランジスターでは
電子なだれ現象を利用して増幅しますので
ヒーターなしでも増幅しますが、
あまりにも小さな信号では電子なだれが発生せず増幅されません。
真空管は繊細な音だとか、細かなニュアンスが再生できると言われますが
その秘密は電子を無理やり飛ばしているヒーターにあるのです。
では、真空管のデメリットは?
サイズが大きい、消費電力が多い、高電圧でないと動作しない、寿命がある等々・・・。
たくさんのデメリットがあります。
ただし、音質を優先するオーディオアンプやギターアンプでは
これらのデメリットがあってもあえて真空管を使用するのです。
そんな真空管ですが、
現在プリアンプに使用されている真空管は
そのほとんどがミニチュア管と呼ばれる種類です。
このミニチュア管は・・・次回に続きます。
本日の上石津町牧田川堤防の桜です。
ずいぶん膨らんできました。今週末には開花しそうです。
お知らせその1です。
ムジカスタイル 2017年 春号を印刷しました。
(ダウンロードはこちらから)
お知らせその2です。
4月9日(日)にお花見オーディオ教室を開催します。
今回のイベントは大垣市上石津町緑の村公園内の古民家で行われます。
ご来場をお待ちしています。