普通、オーディオ機器は水平に置くように設計されています。
パワーアンプは大電力を扱うため本体が発熱します。
この熱を空気中に効率よく放出し、異常な発熱を防ぎます。
トランジスターアンプは特に異常発熱に弱く
メーカーが想定した以上の温度になると熱暴走し故障してしまいます。
普通の置方で熱暴走することはありませんが、
密閉性の高いラックにいれたり、
アンプの上に布をかけたりすると危険な状態になります。
パワーアンプは水平に置いたときに放熱効率が最も良くなるように設計されています。
パワーアンプを立てて使用すると
極端に放熱効率が下がり、熱暴走することがあります。
また、レコードプレーヤーは
水平に置いたときに最もアームのバランスがとれる様になっています。
アームがアンバランスになると歪が増加したり、
低域が出過ぎる、高域が出ないといった周波数特性にも悪影響をもたらします。
ではスピーカーはどうでしょう?
某メーカーのブックシェルフ型スピーカーは
純正のスピーカースタンドに乗せると傾いています。
傾けて設置することが指定のようです。
かと思えば、
38cmや46cmの大型ウーハーは傾いていると
自重によってコーン紙の定位置がずれてしまうこともありました。
コーン紙に直結しているボイスコイルは大型スピーカーでは
1~2mmしか稼動しない設計です。
このようなユニットで0.5mmでも
定位置がずれることは大きな歪につながります。
しかし、このような置き方をした場合音質が変化するのも確かです。
今回はドイツ・クアドラル社のロジウム400を使用して
どう音質が変化するかをテストしてみましょう。
次回に続きます。
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