『エージングは本当に必要? vol.4』の続きです。
(2)『新品の製品がなじんでくる』をスピーカーを例に考察してみましょう。
スピーカーの場合、エージングによって音質が変化する主な部分は
エッジだと思われます。
他の部分、例えば、アルミのフレームは新しくても、古くてもそれほど音質に関係あると思えません。
また、コーン紙(振動板)も最近のユニットはアルミやチタンを張り付け
硬く丈夫に作られていますので、昔、紙を使用していた時代ほどエージングとは関係ないと思われます。
当社が扱っているドイツ・クアドラル社の
エンジニアから興味深い話を聴きました。
私が、『クアドラルのスピーカーのエッジの寿命はどれほどか?』と質問しましたところ
彼は、『エッジの寿命は判らない』と答えました。
続けて、『スピーカーユニットのエッジは創業時(1972年)から同じ素材を使用しているが、
当時生産され保存してあるスピーカーのエッジが劣化している気配がないので寿命は判らない。
少なくても、40年は問題ないと証明されている。』とのことでした・・・。ドイツ人らしい言い回し。。。
彼もエッジに寿命があるということは認めていますので
推測するとエッジのエージングが完了するのは数十年単位ということになります。
また、同社の輸入元から別の話も聴きました。
クアドラルのスピーカーは200時間を経過すると音質が落ち着くとのこと。
ただし、100時間程度は音質が悪くなる方向に変化し、
100時間を超えると音質が向上しはじめ、200時間で落ち着くとのことでした。
これは1日に2時間鳴らして3ケ月程度です。
これらの事例から考えられることは
エージングは3ケ月程度で完了し40年以上経つと劣化がはじまる。
つまりスピーカーの賞味期限は 3ケ月~40年ということになります。
次回に続きます。
≪6月のイベント『雷鳥6mono試聴会』≫
独・クアドラルと英・FYNE AUDIO
2種のスピーカーで雷鳥6monoを試聴
6月26日(土)10:30~12:00、13:30~15:00
6月27日(日)10:30~12:00、13:30~15:00
(4回とも内容は同じです)
場所:当社試聴室(ログハウス)
≪レコード再生基本セット≫
英regaの新製品レコードプレーヤー P2 Mark2
超広帯域かつ低歪の米国GRADOのカートリッジ Prestige Blue3
MUSICAのバッテリードライブフォノアンプ Cuculo-pho-stの3点セットです。
単品価格の合計187,550円(税込)が、セットで120,000円(税込)。
電話注文 0584-51-6232 ご注文フォーム YAHOOショップ
レコードプレーヤーセット発売記念
ご注文時に『インシュレータープレゼントのブログを見た。』とのメッセージをいただければ、
6月末までレコードプレーヤー用インシュレーター(6500円相当)をプレゼント。
≪スピーカー&ぜったい欲しいアクセサリーセット≫
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周波数特性 5Hz~80KHz
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外形寸法 W220mm × H70mm × D196mm
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限定数 20セット
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パッシブアッテネーターCuculo-att ¥79800をプレゼント
または Cuculo-attの価格分(79800円)割引
Raicho6 monoのカタログはこちらからダウンロードすることができます
≪試聴とログハウス見学予約状況≫
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