ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

いまだからマルチアンプ! vol.12

2015-09-24 | 雷鳥 Raicho
『いまだからマルチアンプ! vol.11』の続きです。

大変申し訳ありません。

『12dB/oct 2WAYチャンデバ』の掲載した回路図に間違いがありました。

正しい回路図です。



前回、出力部のDCカットについてお話をしましたが

DCカットは低域側だけでよく、

高域側のDCカットは余分でした。

次に位相切換について考えてみましょう。

12dB/oct 2WAYチャンデバの場合低域と高域を正相にするのか逆相にするかと言えば

まず逆相で大丈夫です。

一般的なのはパワーアンプのスピーカー端子のところで

高域側だけプラスとマイナスを入れ替えることが多いようです。

これで正相、逆相を切り替えることができますが

チャンデバにこの機能を持たせた製品もありました。

出力に反転増幅回路を入れるだけです。

単なる反転増幅回路といっても多少は音質に変化をもたらすと考えられますので

面倒でも反転回路を搭載せずにスピーカー端子を入れ替えることをお勧めします。

次回に続きます。


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お知らせ2つ

2015-09-23 | 雷鳥 Raicho
今日はお知らせを2つ。

その1

先日ご紹介しましたレコードコンサートですが

詳細が決まりました。

今日はおかけするレコードの一部をご紹介します。

今回のテーマは『レコードで聴いて楽しい音楽』。

CD等のデジタルメディアでは『味気ない』曲を集めました。

まずは、JAZZヴォーカルを2枚。



ヘレンメリルとアニタです。

テレビのCMで使われてます。

JAZZ好きの方はジャケットを見ただけでピンとくる曲です。

次は変り種で1979年の『世界歌謡祭 実況アルバム』です。



このときのグランプリはクリスタルキングの『大都会』でした。

さらに今回はドーナツ盤もたくさんおかけします。



『心の色』『微笑がえし』『Yes・No』等々。

他にも、難しいと思われがちなクラシックを

往年の名指揮者でおかけします。

おいしいお食事とお酒と一緒にレコードを楽しんでください。

会費1500円で予約制です。

定員50名ですが、すでに半分埋まっているとの情報がありました。

お申込は下記のチラシをご覧ください。






その2

Raicho Leggero(ライチョウ・レジェーロ)のWEBサイトが公開されました。



尚、発売日は10月1日ですが、予約を開始しました。

このシリーズは国内では当社ネットショップのみでの販売となります。


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いまだからマルチアンプ! vol.11

2015-09-22 | 雷鳥 Raicho
『いまだからマルチアンプ! vol.10』の続きです。

『12dB/oct 2WAYチャンデバ』の出力部について考えてみます。

昨日と同じですが、回路図です。



出力部分にも抵抗とコンデンサーを追加しました。

コンデンサー2.2マイクロファラッドは

直流が出力されるのを防止するコンデンサーです。

この回路は理論的には直流は出力されません。

また、出たとしてもごく僅かでしょう。

電子回路は各部の電圧がバランスすることで動作点を決定しています。

使用しているときは各部の電圧はバランスし、

最適な動作点にあるのですが、

電源ON/OFFの瞬間や、一瞬の停電等は

一時的に電圧のバランスを崩してしまいます。

そんなときは想定外の現象が発生することがあります。

そういった意味でこの2.2マイクロファラッドは必要なコンデンサーです。

その後にある470キロオームの抵抗ですが、

これはコンデンサー通過後の直流電位を0vにするためのものです。

これがないと、間違えて電源を入れたまま

RCAケーブルをパワーアンプに差し込んだとき

パワーアンプが故障する可能性があります。

あまり小さくすると低域が出なくなりますし、

大きくすると直流電位が上がりますので

このあたりが最適です。

蛇足ですが、回路図からも判るように

電解コンデンサー以外のコンデンサーを使用したときの最適値が470キロオームです。

電解コンデンサーを使用する場合は

2,2マイクロファラッドを4.7マイクロファラッドに、

470キロオームを47キロオームにすると良いでしょう。

次回に続きます。


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いまだからマルチアンプ! vol.10

2015-09-21 | 雷鳥 Raicho
『いまだからマルチアンプ! vol.9』の続きです。

『12dB/oct 2WAYチャンデバ』の入出力部を考えてみましょう。

回路図です。



入力部分と出力部分にいくつかの抵抗とコンデンサーを追加しました。

この部分は要らない場合もあります。

というより、要らない人がほとんどです。

しかし、実は一番ノウハウが詰まっている部分でもあります。

まず入力側を見てください。

コンデンサーの1マイクロファラッドですが

これはプリアンプからの直流をカットするコンデンサーです。

最近のプリアンプで直流が出た話はあまり聞きませんが、

古くなってくると出る場合もあり注意が必要です。

また、海外製のプリアンプも直流が出るものを見かけます。

音楽信号に直流が重畳した場合、ひずみが増える可能性があります。

これは入れておいた方が無難です。

22ピコファラッドと100オームはラジオノイズのカットです。

ラジオノイズとはAMラジオをはじめ、無線、FMラジオ等があります。

テレビや携帯の電波がノイズとなることはまずありませんが

パソコンからラジオノイズがでることもあります。

当社でもラジオノイズによる問題は意外と多く、

修理してもノイズがあるという場合はまずラジオノイズです。

これは『ビー』という音が出ることもあれば

ひどいケースではラジオや無線の音声がそのまま聞こえることもあります。

こちらもぜひ入れておいてください。

次回に続きます。


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Raicho IIのユーザーのお宅で

2015-09-20 | 雷鳥 Raicho
今日はRaicho IIをお使いのユーザーのお宅を訪問しました。

Raicho IIのプリアンプとモノラルパワーアンプをお使い頂いております。

スピーカーはKEFのトールボーイ型。



ストレートな音質と定位の良さが魅力のスピーカーです。

8畳の和室なのですがスピーカーの部分は板の間になっており

スピーカーはしっかり固定されています。

Raicho II priにはUSB-DACが内蔵されていますが

これで聴くPCオーディオは細部まで良く鳴っていました。

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