仏教では 見た目の美しき姿よりも 美しい心が重視されますが お釈迦様の教えに こんなお話があります。
昔 インドに摩可密(まかみつ)と言う 大変お金持ちの家に 絶世の美女と言われた娘がいました。
父は娘がたいそう自慢で 美しくないと言う者がいれば 金子(きんす)千両を出すと放言するほどの 自信でした。
あまりにも おごり高ぶる姿に お釈迦様に本当の美しき姿は心美しき者と 悟され 美しき心の大切さを 教わりました。
法華経というお経の中に 栴檀香風 悦可衆心(せんだんこうふう えっかしゅうしん) というお経文があります。
良き教えは 栴檀の様な 香しい風となり 多くの人々の心を楽しませると言う意味です。
美しき心を大切にしていれば 香しい風となり あなたはもちろん 周りの人々も心楽しく 幸せな気持ちになります。
良き教え 良き心 千の風になて・・・
合掌 栄久山 妙善寺