花

人は皆　それぞれの花をもって生まれてきます。

それが　どんな花かは　自分ではなかなか気付きません。

あなたの　その花を見て　綺麗な花だなと思って　大切に育ててくれる人もいれば　そう思わない人もいます。

中には　あまりにも綺麗に咲く花を　ねたむ人もいます。

それが人生の　悩みや苦しみに　なることでしょう。

悩み苦しむ人は　悪口を言われたり　嫌だなぁ～と思う気持ちばかりが強く　心が重く苦しくなり　立ち止まってしまいます。

でも・・・それでいいのでしょうか？

あなたの花が咲くまでに　肥料を与え　毎日水を撒き　大事に育ててくれている人もいるのです。

あなたの花を枯らそうと　ねたんでいる人に悩む時間よりも　

あなたを応援してくれている人達の事を忘れずに　感謝する時間の方が大切なのではないでしょうか。

悪口を言われたり　嫌な事をされれば　誰でも傷つき　悩み苦しみますが　陰ながら応援してくれている人の事を　決して忘れないで下さい。

その事に気付いた時　あなたは誰にも負けない　大きな美しい花を咲かせる事が出来るでしょう。

あなたは　決して一人ではありません。

悩む心よりも　感謝の心を大切に・・・

　　　　　　合掌　　　　　栄久山　妙善寺

裸の王様

皆さんもご存じの　裸の王様のお話です。

愚か者には　見えない　最高級の洋服

しかし　王様には　何も見えません。

愚か者と思われたくない　王様は・・・

「実にすばらしい洋服だ!!」　と絶賛しました。

家来も　何も見えないとは言えず　愚か者と思われては困るので　「王様　すばらしい洋服です。」と答えました。

その結果　王様は裸で　街中をパレードする事になりました。

ところが　素直な子供が　大声で「王様が裸で歩いてる。」　と大笑い

これを聞いて街中　皆が　「裸の王様だ!!」　と大笑いしました。

私達の身近にも　裸の王様が居るのではないでしょうか。

耳が痛い事をズバリ言ってくれる人

本当に自分の事を思って注意してくれる人

大切にしなければいけません。

周囲にイエスマンばかり　揃えていると　危険な事ですよ。

子供の頃の様な　素直な心で　素直な目で　人生を歩む事が大切ですね。

　　　　　　　合掌　　　　栄久山　妙善寺

ありがたい

注意をされたり　小言を言われると　どうしても不愉快に思ってしまったり　落ち込んでしまたりします。

ふてくされて逆に怒る人もいます。

しかし注意や小言を言ってくれる人は　もっと良くなってほしいと願うからこその　深い愛情です。

注意している人の方が　本当はとっても辛い事に　気が付いていますか？

落ち込んだり　怒らずに　素直に　“ありがたい”　と受け止めて心から感謝しましょう。

言われているうちが花ですよ。

“ありがたい　ありがたい”　と心に刻んで・・・

　　　　　合掌　　　　栄久山　妙善寺

偽り

人の為と書いて　偽り・・・

なぜ？

人の為　誰かの為に　一生懸命に何かをする事は　とても良い事なのに

人の為に良い事をして　なぜ？　偽りになってしまうんだろう・・・

かつて　作家の太宰治が　こんな事を言っていました。

「良い事は　恥ずかしそうにしなければなりません。」

実に　深い言葉です。

人の為　人の為にと　言葉に出せば　偽りに・・・

　　　　　　　合掌　　　　栄久山　妙善寺

親心

ひばりは　ヒナの待つ巣へ戻る時　直接には帰らず

巣から離れた場所に降りてから　歩いて巣に帰るそうです。

それはもちろん外敵から　子供を守る為の　行動でしょう。

またキジは　巣に敵が近付と　親が外に飛び出し　羽が傷ついて　飛べないふりをして　注意を自分に向け　ヒナを守ると言われています。

子供を思う親の心は　言葉に出せないものを感じます。

そしてまた　自分が親になって　初めてわかる親心ですかね。

お父さん　お母さん　ありがとう。

心から　そう思います。

　　　　　合掌　　　栄久山　妙善寺