未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

振り返るポイントとして

2018-01-17 23:31:54 | 日記
書初め展及び参観で学校へ行っていた午前中。そこで見たのは荒れる三年男児の姿。去年はそうでもなかったのに。

自分の過去を振り返って見ても確かにクラスで悪さを働く男が増え始めた頃です。私はそうでなかったとは言えません。しかし今は先生が叱らないので一部の子は完全に舐めきってます。口ごたえするとはね。3分の1はチャイムがなっても席につかない(これは休憩時間が5分では短すぎるような気もします)。勝手に歩き回る子。ドア蹴るアホ。思わず一喝したい衝動に駆られます。

見ちゃおれんので途中で帰ることに。暇だと言って見に来た妹(独身)も「今の子って全然違うね」と。おそらく子供の本質は変わっていないのですが大人が変わったのでしょう。変わらざるを得なかったと言いますか。教職への意識も変わってるでしょうし。

前述の通り三年生ぐらいから男の子は大なり小なり悪さの芽が出てきます。私も周りも大体毎日何かやらかしてました。しかし当時の担任の先生が鬼で毎日誰かが往復ビンタを見舞われベソかいてたものです。先生は怖い。けど悪さはやめない。何発平手打ち食らおうが黒板用定規で脳天唐竹割りされようが次の日には形状記憶の如く忘れて舞い戻ります。その日で変わるなんてあり得ない(笑)

叱っても叱らなくてもこの頃の男児は悪い。だから叱らないのではいかんのです。阿呆だっていつか自分とは何かを考え我が身を振り返る時が来ます。その時にションベンちびる程ドツき回され、半殺しの目にあったのを思い出して「嗚呼、そらしばかれるわな」と腑に落ちるポイントを作っておかないとその過去の悪態はスルーされ認められた事になります。高が拳骨やビンタ、正座如きに脊髄反射して体罰反対!なんて大人が恥ずかしげも無く言っていて何がどうなるのか膝を突き合わせて話してみたいものです。

手前味噌ではありますが私は歳の割に落ち着いてると言われる事が多いのですが、それはそれだけ振り返って恥ずかしい場面があったという自覚を持っています。母に箒の柄が折れる程叩かれた事もありました(笑)友人ビビって逃走。
中学二年まではその辺にいる大人が見たらしばきたいクソガキそのものだったと思いますが中学三年の頃何となく過去の行いを思い出した時に一人赤面する程恥ずかしかったのです。何故あんなことを…!と体温も脈も急に上がったのを覚えています。叩かれた時は嫌ですしクソッとも思いますが今はそれで良かったのだと思えます。

バカだから子供なのです。優しいだけでは信頼されないのだなと深く思いました。
指導を始めたばかりの頃当時の師範に近況を聞かれ、叱り方がよく分からないんですと言うと「それは自分に自信がないねん」と即答されました。あれから十数年が経ち親になった目で今を観るとその意味がよく解るのであります。





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