未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

【基本】上段揚げ受け【稽古】

2018-05-14 15:41:33 | 基本稽古
《立ち方》
内八字


《防御箇所》
頭部及び顔面


《留意点》
基本的に頭を守ると考えて下さい。腕が頭より低いと守れませんので腕の角度を鈍角に調整しましょう。順序としては

① 一度上に上げた手を体の前に下ろします。
② その上に引き手を重ねます。
③ ②の腕を上げて受けます。

慣れてくると①と②は同時に行います。更に慣れてくると①〜③が一挙動となるように。分割を意識しすぎると上級帯でも動きが止まって二挙動の受けになっている人も多く居ますので流れるような受けを。相手の攻撃は途中で止まりません。

初心の頃は手刀を受けるイメージで。しかし実際手刀で襲われるシーンは考え辛いので中級以降は武器や顔面への突きを想定した受けを。武器を腕で受けると当然腕は負けますので得物を持つ腕を制するイメージが大事ですね。立ち方が硬いとその腕を抑える一歩が踏み出せませんから足の状態にも十分気をつけます。




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【基本】肘打【稽古】

2018-05-14 15:19:38 | 基本稽古
《立ち方》
騎馬立


《照準》
顎部


《留意点》
狙いは顎ですが肘は正中線上では止めず約45°振り抜いた辺りで止めます。引き手から直接顎に持っていかず、一旦引き手の肘を肩ぐらいの高さまで挙げて(丁度ボールを投げるような格好)から打つ動作に移ります。軌道は横一直線と考えてもらって構いません。
打たない方の手は直接引き手に行くのではなく、前方に牽制の動作を入れながら引き手に持っていきます。この動作は掛け手になったり受けになったりする動作です。肘打ち非常に近距離打撃ゆえ無防備で打てる事はないと考え、この動作を疎かにしないようにしてください。また、肘打ちの時に引き手の形が崩れる人がよく居ますので注意しましょう。




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