未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

呼吸、声、姿勢

2018-03-13 19:05:51 | 稽古
深呼吸の仕方を教えた事ってないなあと思い、基本稽古の後に練習?してみました。

丹田と言われるモノがありますが、これは三つあると言われます。臍の下にある臍下丹田、頭というか顔の奥の上丹田、胸付近の中丹田。

此処に何があるのかと考えると丹田の正体は重心の位置じゃないのかと私は思う訳です。しっかり肺に空気を送ると体が起きます。ゆっくり吐き出しながら重心を下に。これを繰り返す事で姿勢が調います。即ち縦に三点を揃える。

高校時代の師匠は深呼吸で吐くときは杭を土に押し込むような意識で吐けと教えてくれました。今でもその感覚でしていますが重心が下がり肚も据わる気がします。
下を向いた明るい人はいません。胸を張った暗い人もいないでしょう。メンタルと呼吸、姿勢は関係が深いのです。

子供はわかりやすいものでそこから意識させると挨拶、気合がいつものそれとは別物でした。ただこれは特別な事ではなく当たり前の事として意識などせずとも毎回の稽古で発揮してそれが生活にプラスになればなと願うばかりです。




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極め

2018-03-12 20:26:39 | 稽古
川西教室では極め、所謂残心の練習をしてみました。引きの意識が日本武道だけでなく大和魂の中核だと私は考えているのでイズム継承したい訳ではありませんが、私が伝える中では最重要事項の一つであります。

引き手や引き足にも見られる引きの技術。これらは攻撃にも役立ちますが自制の為にも修めておかねばならぬもの。徹底的に壊しに掛かれるその状況で敢えて引く。相手にも引かせる。精神的技術的にゆとりがないと出来ません。

試合で残心を単なるポージングとして披露する未熟者は見ていて不快なものですが勝てば官軍の試合で残心は身に付かないのかもしれません。空手を習っているという事を全面に押し出してイキっているような小さい人間ではなく、そんな事はおくびにも出さずゆとりを持って過ごせたなら武道に触れた甲斐もあると言うものです。




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書店

2018-03-11 19:40:38 | 雑感
眼鏡を新調しに梅田まで。近くに大型書店があるので立ち寄って武道関連の書籍を物色しておりましたがまあなんと量の多いこと。太極拳〜プロレスまで。反対側にも。

空手だけでもこんなに。しかしまあ何ですな、残念ながら空手の本はタイトルがチープなのが多い気がします(苦笑)ケンカて。

これだけの人がこれだけの理論理屈を述べておるという事です。詰まりどれも正しいだろうしどれも正しくないとも言えます。理屈はあとからついて来るので従事者の数だけ理論理屈は生まれ得るのかもしれません。

ひとつの流派に属してコレが正しいやらコレがうちの技術だなんだとか、それはうちのやり方じゃないだとか言う事はナンセンス至極だなと感じる訳です。正道分裂の際に何も感じることがなかったのはこういうことですね。

書いてる通りにもきっと伝わりません。同じ動きをしても出来ない場合が多いでしょうし、その上を掴んでしまう人もいるでしょう。何処でも誰でも個人の稽古の仕方や個人のレベルで理屈は変わります。





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ジャーニー3

2018-03-07 22:43:09 | 雑感
待ち侘びた新作が遂に。勿論特別版。寧ろこれのみで売り出せば良いと思う。

内容は正直思ってたのと違う…という感じです。
が、宮平先生の動きは勿論思考の深さは参考になります。同じ腕立て伏せをしていても弟子たちとは視点が違うと思う、という言葉は嗚呼成る程と。動きを教えてもその先を掴むのは本人次第でそこは見守るのみ。

紹介されている中国武術は南派の極々一部ですが空手はやはり日本らしく美しく纏められているのかなと感じました。
シリーズが続く以上集める積もりですが、個人的な希望としては新里克彦師範、日野晃氏、初見良昭氏を取り上げて頂きたいです。

あと画面酔いするのでカメラワークの改善を(苦笑)
も一つ加えるなら監督にはいくら年下と言ってももう少し八木師範を敬って頂きたいかな。



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