「平成29年1月場所、幕内最高優勝は、大関稀勢の里 寛。成績は、14勝1敗であります!」
横綱に一番近いと言われ続けながら、大関でただ一人、賜杯を手にしたことがなかった稀勢の里が、ようやく優勝しました。あわせて、横綱に昇進するとか? 最大のライバル・琴奨菊が大関カド番で負け越し、地位を守れなかったのとは正反対の結果。勝負の世界の厳しさを思い知らされます。
平成15年1月場所9日目に貴乃花が引退して以来、不在だった日本人横綱が誕生するのは喜ばしい限り。ですが、先場所12勝の準優勝とはいえ、綱取りがかかっていたとは言い難い今場所、優勝=即昇進というのは少し(かなり?)甘すぎるのではないか? 貴乃花の大ファンだった私は、そう思います。
【貴乃花の昇進見送り(その1)】
🌕平成5年3月場所 11勝4敗(準優勝、新大関)
🌕平成5年5月場所 14勝1敗(3回目の優勝)
🌕平成5年7月場所 13勝2敗(優勝同点)
→二場所連続優勝に準ずる成績、三場所通算38勝のハイレベルの成績。しかし、連続優勝ではないことと優勝決定戦での負け方が悪いことを理由に昇進見送り。
🌕平成5年9月場所 12勝3敗(準優勝)
→三場所通算39勝は一場所平均13勝となるが、14日目までに3敗を喫し優勝争いをしておらず、結果としての準優勝(曙と2差)、また、12勝の場合は優勝が条件となるためか昇進見送り。
【貴乃花の昇進見送り(その2)】
🌕平成6年5月場所 14勝1敗(5回目の優勝)
🌕平成6年7月場所 11勝4敗
🌕平成6年9月場所 15戦全勝(6回目の優勝)
→三場所通算40勝で、この年3回目の優勝。しかも全勝優勝の価値を大きく評価し、相撲協会が横綱審議委員会に昇進を諮問するも、異例の投票の結果、賛成多数であったが3分の2以上を得られず昇進見送り。
🌕平成6年11月場所 15戦全勝(7回目の優勝)
→文句なく、横綱昇進!!!
貴乃花22歳(当時)、稀勢の里30歳。
稀勢の里の横綱昇進は悪くはないと思いますが、真面目に取り組む力士が不公平と感じない、時代を越えても通用するような横綱昇進基準が求められるのではないかと、改めて思いました。
横綱に一番近いと言われ続けながら、大関でただ一人、賜杯を手にしたことがなかった稀勢の里が、ようやく優勝しました。あわせて、横綱に昇進するとか? 最大のライバル・琴奨菊が大関カド番で負け越し、地位を守れなかったのとは正反対の結果。勝負の世界の厳しさを思い知らされます。
平成15年1月場所9日目に貴乃花が引退して以来、不在だった日本人横綱が誕生するのは喜ばしい限り。ですが、先場所12勝の準優勝とはいえ、綱取りがかかっていたとは言い難い今場所、優勝=即昇進というのは少し(かなり?)甘すぎるのではないか? 貴乃花の大ファンだった私は、そう思います。
【貴乃花の昇進見送り(その1)】
🌕平成5年3月場所 11勝4敗(準優勝、新大関)
🌕平成5年5月場所 14勝1敗(3回目の優勝)
🌕平成5年7月場所 13勝2敗(優勝同点)
→二場所連続優勝に準ずる成績、三場所通算38勝のハイレベルの成績。しかし、連続優勝ではないことと優勝決定戦での負け方が悪いことを理由に昇進見送り。
🌕平成5年9月場所 12勝3敗(準優勝)
→三場所通算39勝は一場所平均13勝となるが、14日目までに3敗を喫し優勝争いをしておらず、結果としての準優勝(曙と2差)、また、12勝の場合は優勝が条件となるためか昇進見送り。
【貴乃花の昇進見送り(その2)】
🌕平成6年5月場所 14勝1敗(5回目の優勝)
🌕平成6年7月場所 11勝4敗
🌕平成6年9月場所 15戦全勝(6回目の優勝)
→三場所通算40勝で、この年3回目の優勝。しかも全勝優勝の価値を大きく評価し、相撲協会が横綱審議委員会に昇進を諮問するも、異例の投票の結果、賛成多数であったが3分の2以上を得られず昇進見送り。
🌕平成6年11月場所 15戦全勝(7回目の優勝)
→文句なく、横綱昇進!!!
貴乃花22歳(当時)、稀勢の里30歳。
稀勢の里の横綱昇進は悪くはないと思いますが、真面目に取り組む力士が不公平と感じない、時代を越えても通用するような横綱昇進基準が求められるのではないかと、改めて思いました。