kakaaの徒然な日記

日記がわりにときどき、ふと思いついたことをつぶやきます。

質問通告で答弁代筆を強いられる官僚が、野党議員にキレる筋違い

2019-10-23 11:50:05 | 転載記事

 

https://kebabutoruko.com/20191018-tsukoku/

質問通告で答弁代筆を強いられる官僚が、野党議員にキレる筋違い

森ゆうこ参議院議員が、15日に参議院予算委で質問に立つにあたって提出された、質問通告の内容が漏えいしたという問題が、ネットを中心に吹き上がり、一般メディアでも騒がれるようになった。

 

実はこの話を理解するには、もう少し時間をさかのぼる必要がある。
11日金曜日の夜、自称官僚の「夢見る官僚」というツイッターアカウントが、「森ゆうこ氏の質問通告が定刻までに提出されないので帰宅できない。今夜も深夜残業か」という趣旨の内容を投稿した。
折も折、巨大台風19号が関東に迫っている夜だった。
これが事実だとしたら、「働き方」の問題として、しかるべく検討される必要があるとは思う。
ただ、このアカウントは、プロフィール欄で官僚を名乗っているものの、匿名アカウントで、実際にこの人が官僚で、書いてある内容が真実であるという確証はない。
現在、このアカウントはすでに削除されている。
そんな中、産経新聞が、「森ゆうこ議員、質問通告遅れる?」という見出しで、この不確実なツイッターをもとに記事を上げた。
見出しに「?」がついていることからも、これを書いた記者が事実関係について確信がないことが分かる。
森氏によれば、「時間に遅れた事実はない」ということだ。
が、そもそも質問通告を受けて、大臣がするべき答弁の下準備をすべて官僚がお膳立てすることは、野党議員に文句を言う筋合いなのか?
匿名官僚氏は、「深夜まで答弁の準備を強いられた」と、苦情を投稿していたそうだが、原因はなにより、朗読するしか能のない閣僚のせいではないのか?
最初に私がツイッターでこの投稿を見かけたとき、「言いやすい方」「弱い方」に向けてしか思ったことを言えない、卑屈な気の小ささを感じた。
官僚として、与党への不満をネットに書き込んだりしたら、どう追跡され、どんな懲罰を受けるか考えただけでも恐ろしいだろう。
野党議員が相手なら、なにを言ってもいいし、場合によっては一部のネットユーザーが盛り上がって加勢してくれるだろう。
そんな風に考えたのではないだろうか?

 

思惑通り、「一部のネットユーザー」を代表する新聞社、産経新聞が喜々としてこの話題を取り上げた。
ツイッターをもとに記事を書くなど、新聞社として恥じるべき行為だが、なにせ産経新聞のことだ。
こういう程度の低い記事は、この社には残念ながらよくあることなのだ。

 

実は、話題になっている質問通告漏えい問題には、こうした序段があった。

 

そして日付は14日。
内閣参与の高橋洋一氏は、虎の門ニュースというネットの安倍礼賛番組で、「通告書を見ましたよ」と言って、その内容を番組内で批判した。

 

内閣府の説明によると、15日の参院予算委員会での森氏の質問内容について、内閣府の事務局が11日夜、森氏が参考人招致を求めていた国家戦略特区ワーキンググループの原英史・座長代理に対し、原氏に関連しない質問も含めたすべての質問内容をメールで送付した。原氏はその後、知り合いの大学教授に質問内容を電話とメールで連絡したという。
(2019年10月18日朝日新聞)

 

当初は、内閣府の職員から「聞いた」としていた高橋氏だが、上で報じられているようなルートで伝わったらしい。
しかも、原英史氏は14日付で、質問通告の内容に関して反論する記事をアゴラに寄稿までしている。
まだ国会で質疑をしていないのに、準備していた質問内容を詳細に知る人がネットにあふれているのを知った森ゆうこ氏は、さぞ驚いたことだろう。

 

自民党の森山裕国対委員長も同日、「事前に質問通告が漏れて、それが質問の前に批判にさらされるようなことがあっては、国会議員の質問権という問題を考えるときに遺憾だ」と記者団に語った。
(2019年10月18日朝日新聞)

 

森山氏は、一応見識のある見解を表明しているものの、では何か手を打ってくれるかというと、あまり期待はできない。
相手は民間人とはいえ、官邸の後ろ盾が厚い人たちだ。

 

野党は、いっそのこと「質問通告」なんぞやめたらいい。
スキルの低い現内閣では、まともな答弁も期待できず、審議は滞るかもしれないが、閣僚たちの程度の低さを国民に示すことも必要だと思う。
事前通告は慣例に過ぎず、提出が規定されているわけではない。
「xxxについて」と項目だけ示せば十分だろう。
そう思ったら、実は野党時代の自民党の質問通告が、実際そういうさっぱりしたものだったことを、今回初めて知った。

 

ブルドッグ@Bulldog_noh8
 
 

野党時代の自民党の質問通告はこんな感じ。

(左)事前通告の全文
(右)当日の質問内容

同じことを今の野党もやればいいだけでは。

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これで十分だと思う。
審議に、過去の統計の正確な数値などが必要な場合は、その旨だけ通告すればいい。
国会を見るものとしては、議員間の知性と見識を武器にした熱いディベートをぜひ見せていただきたい。
ある意味、今回の事件は、そういう国会を目指すのにいいきっかけになるのではないだろうか。

 


福島中国ネット大炎上<本澤二郎の「日本の風景」(3474)

2019-10-23 10:39:08 | フクイチとエートス・東電

 

https://ameblo.jp/honji-789/entry-12538511048.html

福島中国ネット大炎上<本澤二郎の「日本の風景」(3474)

NEW!2019-10-23 08:52:59

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福島中国ネット大炎上<本澤二郎の「日本の風景」(3474)

<放射能汚染土袋数千個流出!日本は危険!>

 15号に続く19号台風は、初めて国際社会にも、大きな波紋を投げかけた。地球温暖化を象徴するような、米国のハリケーン並みの強力な台風襲来に、日本の気象庁も初めて本格的な予報に徹したものの、案の定、関東から東北にかけて、超豪雨で河川が次々と決壊、人も住宅も田畑も泥水に呑み込まれた。防災小国を決定づけた。その被害は甚大である。

 

 誰しもが不安に駆られたのは、東電のフクシマ原発の放射能被害の様子だが、政府も新聞テレビも蓋をかけ続けた。黒い袋に詰め込んで、たなざらしの放射能汚染土の流出が少し報道されたが、肝心の原発被害の現状は報道なし。そんな時に、中国のネットが大炎上、福島どころか日本があぶない、と報じられたようだ。それも当然で、放射能汚染土の袋は、なんとその数2千数百個も河川に流出、大気も土壌も危険な状態に追い込まれた、というのである。

 

 在日中国人社会に衝撃が走っている。中国ネット大炎上である。

 

<「危ないから戻れ」と在日中国人社会混乱?>

 福島を観察している者であれば、危険な放射能汚染土の黒い袋が、いたるところ野積みされている事実を知っている。そのすべての個数はどうか。ともあれ2千数百個が河川に流出、そこから海へと呑み込まれた?という。

 個数については、正確かどうかはともかく、相当数の汚染土が流出したことは間違いない。河川の氾濫で至る所、放射能汚染土が除染以前の危険な状態に戻ったことは間違いないであろう。

 

 日本政府の報道管制が、余計に風評被害を拡大することになる。「危ないから早く国に戻れ」という家族からの連絡が入って、日本国内の中国社会の混乱に輪をかけている。知らぬは日本人ばかりなのだ。

 

 2011年からの必死の除染作業も、元の木阿弥になってしまったものか。ここは福島県の各市町村は、放射能再測定の必要が出てきたが、それの報道は全く届いていない。放置されているのか。「危険な福島」が再び定着するのだろうか。

 

<阿武隈川周辺のため池汚染物資も流出>

 日本のネットでも、福島原発関連情報は、住民の健康被害など頻繁に流布しているが、当局の対応は皆無だ。国会で野党が追及しているとの報道も見られない。福島報道は極端に少ない。なぜならば「福島はアンダーコントロールされていて心配ない」とする安倍の大嘘を、政府・議会・裁判所も、依然として踏襲しているからだ。

 

 ところが、ここにきて韓国が日本の放射能汚染を、様々な角度から取り上げて、国際社会に発信している。「来年の五輪は大丈夫か」と多くの国民も感じ取っている。「IOCがマラソン競技を北海道に移した背景の理由の一つ」との憶測も浮上している。

 

 ネット情報だと、今回の台風で氾濫した阿武隈川の周辺には、たくさんのため池があるという。ため池には、放射能が蓄積されており、それが豪雨であふれ出して、再び汚染を拡散・拡大させている!確かであろう。河川から海への垂れ流しとなると、太平洋の汚染測定が急務であるが、政府も自治体も沈黙して動こうとしていない。

 

<1000個近い汚染水タンクがあふれて、海に垂れ流しは本当か>

 まだある。福島東電原発管内の汚染水を溜め込んでいる1000個近い巨大なタンクが、今回の暴風雨でどうなったのか。

 あふれ出して路上を汚染、ついで海へと流れ出ている?ありうる想定である。

 これの処理について、前環境大臣は「海に流すしか方法はない」と明かしている。政府方針であろう。漁民が反対すると、大阪市の極右市長が「大阪湾で引き取る」と言い出して、新たな波紋を投げかけている。

 

 千葉県の俳優崩れの知事は、恐ろしいことに房総半島の水源地に1万トン以上の放射能汚染物資を投棄した。これに君津市が訴訟を起こしている。安倍晋三顔負けの独裁知事である。

 この真実を、新聞テレビの多くは黙殺している。これも驚きである。日本はとうの昔に民主の旗を引きずりおろしてしまっている。そのせいで新天皇の即位礼にG7の元首どころか、世界の指導者は欠席した。166億円のの効果ゼロである。

 

<原子炉内の溶けた燃料棒は?>

 福島に懸念を抱いている専門家のほとんどは、肝心かなめの、崩壊した原子炉内の溶けた燃料棒のことである。

 誰も口を開こうとしない。

 誰も現場に立とうとしない。安倍も菅・二階も、山口那津男・太田ショウコウも逃げている。311の場面で現地入りした、当時の首相・菅直人の健康は今どうなのか?

 

 「現地には、事情を知らない外国人労働者や、貧困層を集めて、やくざ暴力団が作業の指揮を執っている。やくざ利権に、東北復興費が変質してしまっている。これが安倍・自公・日本会議の正体といっていい」とは、官邸の中枢で働いてきた元大臣秘書官の指摘なのだ。

 

<日本政府は報道管制を止めて真実を公表せよ>

 無様な東北棄民政策を、新聞もテレビも報道しない。外国のメディアさえも、福島の原発現場に立とうとしない。

 当然のことであろう。命の保証がないためだ。日本のチェルノブイリは、これから数十年、数百年続いていくのかもしれない。

 

 報道管制で真相を隠している日本政府と同調する新聞テレビによって、日本国民も世界の人々も、盲目を強いられている。

 

 今回の中国ネット炎上は、報道管制の下で表面化したものであろう。悪天候に見舞われた皇居での新天皇即位礼についての感想は、大いにはしゃいでいたテレビの報道関係者の、おぞましい姿のみが、印象に残った。

 

 日本の前途に、暗雲が垂れ込めたままであろう。

20191023日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


【なんだって!】ワクチンにもグリホサート!?

2019-10-23 08:10:37 | 転載記事

そうまでして無差別殺人で人口を減らしたいの??NWOのみなさん!!

https://blog.goo.ne.jp/1shig/e/db95aa08cd546ee1c7f97fdb7bd2536d

【なんだって!】ワクチンにもグリホサート!?

2019年10月23日 06時51分01秒 | マスコミが言わない健康情報

WONDERFUL WORLDより転載

ーーー転載開始ーーー

ワクチンにもグリホサート
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=1954

 

 これまで書いてきたグリホサートの汚染はワクチンにも及んでいることをご存知でしょうか。
「ワクチンで自閉症になる」ことについては本ブログでも何回もお伝えしていますが、その原因としてあげられているのが、チメロサール(水銀化合物)アルミニウム化合物、そしてグリホサーなのです。
この件については講演会では何回か伝えていますが、まだ記事にはしていませんでした。

 

で、今日はワクチンに含まれている毒物グリホサートのお話です。
参考は:Glyphosate Found in Childhood Vaccines - EcoWatch

 

 

 

 ワクチンにグリホサートが含まれていることを指摘したのは、自閉症の子どもを持つお母さんたちの団体、「マムズ・アクロス・アメリカ Moms Across America MAA」でした。


すでにアメリカでは、遺伝子組み換え生物の80パーセントまでがグリホサート耐性を有しており、アメリカ環境保護庁(EPA)は、160種もの非有機作物と食用穀物へのグリホサート使用を許可していることから、お母さんたちは、食べ物や水、土壌、ビールやワインだけでなく、尿、母乳そしてワクチンも汚染されているのではないかと疑ったのですね。

そこで2016年、セントルイス市の研究機関(Microbe Inotech Laboratories Inc. )にワクチンの分析を依頼したところろ、予備スクリーニングの段階で以下の五種類のワクチンからそれぞれグリホサートが検出されたのです。

 

  1. MMR IIワクチン (メルク社)--------------- 2.671 ppb
  2. DTap三種混合ワクチン アダセル (サノフィ・パスツール社)- 0.123 ppb
  3. インフルエンザワクチン フルヴィリン (ノバルティス社)--  0.331 ppb
  4. B型肝炎ワクチン エナジクス-B (GSK社) ーーーーーーーーー  0.325 ppb
  5. 肺炎ワクチン 多価ニューモヴァクス23 (メルク社) ーーーー   0.107 ppb

 

 愕然としますね…直接血中に入るワクチンに農薬の「有効成分」が含まれているとは。
中でも、メルクのMMRⅡワクチンのグリホサート含有率は他のワクチンの25倍も高く、「MMRワクチンで自閉症になった」という親たちの訴えを裏づけています。

 

 ppbとはparts per billion (十億分の一)を意味する濃度の単位。
ごく微量ですが、それが血流に入った時にどのような効果をもたらすかなど、当然、何も調査されていません。
農薬成分が人体に注入されることなど、まったく想定されていないからです。

 

 

 

 この結果を確定しようと、母親たちがさらに他の独立系調査機関にも追跡調査を依頼したところ、いずれも当初の結果を裏付ける、あるいはそれと同様の数値が出る結果となったのです(試験はいずれもエライサ法(ELISA method、酵素結合免疫吸着法)。
…つまり、特定のワクチンのグリホサート汚染間違いなし。
事情は、農薬使用量がアメリカより高いといわれている日本でも同じか、あるいはもっとひどいかもしれません。

 

 実は、この結果をちゃんと予測していた科学者がいました。

 

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の科学者、ワクチン批判で有名なステファニー・セネフ博士です。

 

「MMRワクチンとフルワクチンのウイルスの培養基は豚の靭帯(ゼラチン)、この豚がグリホサートを大量に含む飼料で育てられていれば、ワクチンにグリホサートが含まれていても不思議ではない。ゼラチンは大量のグリシンを含むコラーゲンから作られる。EPAは家畜飼料のグリホサート残留濃度を400ppm(百万分の一)まで許可しているが、これは研究でわかった人体に被害が出る数値の何千倍も高い」

 

 ・・・まさにワクチンは人体実験。

 

 また、GMOマウス実験で有名なフランスのセラリー二博士らによると、グリホサートは決して単体で使われず、常にアジュバントが添加されていること、そしてこのアジュバントこそグリホサートの毒性を千倍も高めているとのことです。
農薬のアジュバントはワクチンの
アジュバントと全く同じなんですね。

 

 そこでこのママたちのグル―プは、同年8月31日、担当省庁のFDA、CDC、EPA、NIH、カリフォルニア州保健局、上院議員らに手紙 letterを出し、ワクチンのグリホサート含有調査を優先すること、汚染されたワクチンをリコールすること、さらなる汚染を防止するため、EPAはグリホサートの許可を取り消すことなどを求めました。

また保健福祉省(HHS)に対しては、自閉症の診断に関する基準を確立すること、CDC及び有害物質疾病登録省(HHSの下部機関)に対し、現在の自閉症に関する文献を見直し、自らも研究するよう指示すること・・・などを求める文書を送りました。

 

 しかし、アメリカのワクチン業界は、事実を無視し、プロパガンダを広げる機関。
現在のところ、この要求は無視され、子どもたちは「より早く、より多く」の「農薬入り」ワクチンを打つよう推奨されています。

 

 病気予防の団体CDPRを立ち上げ、ワクチンに警鐘を鳴らしているトニー・バーク医師Dr. Toni Barkは;

 

 「子どもの体に直接農薬を注射するのは本当に心配です。ラウンドアップもグリホサートも注射して安全かなど調査されていない。体に物を入れる時、口から入れるのと注射するのはまったく違う。毒物を注射すると、たとえごく微量であっても、臓器や人体システムに影響を与えるし、ウイルスと共にアジュバントや化学物質を注入すると、深刻なアレルギー反応を招きかねない・・・グリホサートは、トウモロコシ、大豆、小麦、綿などに大量に使用されている以上、ワクチンを受けた子どもに激しい食物アレルギーが出ることは十分予想できる。さらに、化学物質の場合はごくごく微量でも、生体ホルモンのような挙動を示し、生理的受容体を刺激する」

 

 ワクチンは確実に子どもたちの体と精神を蝕み、そして変え続けています。

 

2018.8.28

ジャーナリスト、山本節子

ーーー転載終了ーーー



被災地尻目に自衛隊を中東派遣「防災より防衛」のアベコベ 日刊ゲンダイ

2019-10-23 07:59:45 | ネトウヨ・ヘイト・#自公維新は要りません

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263575

 

被災地尻目に自衛隊を中東派遣「防災より防衛」のアベコベ

 

 各地に甚大な被害をもたらした台風19号。80人が死亡し、行方不明者の捜索も続いている。そんな中、安倍政権はホルムズ海峡周辺のオマーン湾など中東への自衛隊派遣の本格検討に着手した。大災害を尻目に自衛隊を海外派遣――。国民二の次政権の本質をよく表している。

  ◇  ◇  ◇

 ここ数年の災害時、自衛隊は大活躍だ。2016年の熊本地震では延べ約81万人もの隊員が派遣され、17年の九州北部豪雨では約8万人、昨年の西日本豪雨では約3万人が被災地で救助活動をした。今回の台風19号でも、3万人超の態勢を編成し、すでに2000人以上を救助している。

 今や「数十年に一度」の重大災害が、毎年のように発生する災害列島――。今後も想定を超える災害が予想される中、自衛隊の災害対応はますます重要になってくるが、深刻なのは自衛隊離れだ。

■コワイ任務 隊員応募が激減

「自衛官等の応募者」はジリ貧。14年度まで10万人を超えていたが、昨年度は8万7562人と、ついに9万人を割り込んだ。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。

「災害時に自衛隊が活動する姿を見て、職業として魅力を感じる若者も少なくない。一方で、15年の安保法成立により、集団的自衛権行使に道が開かれました。そのため“危険で怖い仕事”と捉え、応募減につながっているのではないでしょうか」

 人気の職業になり得るのに、今や海外での戦争参加も辞さなくなった自衛隊に、若者は躊躇するのである。また、災害時、知事による防衛相への派遣要請で自衛隊が動くのも、実力組織なので、厳格な手続きが必要なためだ。その結果、機動的な対応の妨げになることもある。国防と災害対応が同居していることに、無理が生じているのだ。軍事評論家の前田哲男氏が言う。「安倍政権は、海外派遣など必要以上に防衛に力を入れる一方、災害はおろそかです。平和憲法を持つ災害大国としては、防衛は専守防衛で最小限にして、その分、災害対応を充実させるべきです。多数の国民もそう考えているはず。段階的に自衛隊員を防災専任の部署に振り分け、将来的には防災省を創設して、自衛隊とは別に災害救助隊のような組織を検討すべきです。災害救助隊なら人気の職業になり、応募は増えるでしょう。また、防衛や治安を担うわけではないので、外国人も加わることができます。災害救助に国境はありません」

 防衛から防災へ――。安倍首相を災害大国のトップから引きずり降ろすしかない。