「クリプタンサス」が過剰になっているので、できれば除いてください。
と、メーカーさんに無理にもお願いして、160鉢発注しました。
念願叶ってクリプは除いてもらえましたが、コンパクタが大量にきました。
ひえー。この子も人気がないから売れない上に、七咲と相性が悪いから枯れるんだよな・・・。
無慈悲な戦いが始まります。
そんな戦いの幕開けは、七咲の絶叫から始まりました。
箱を開けてコンパクタが大量に入ってたからではなくて、鉢を掴んだ瞬間
ぬるり・・・
とした感触に背筋を凍らせた瞬間
なーめーくーじーがー!!
「ぎいええええ!」
およそ常人の発する悲鳴とは思えない雄たけびを上げつつも
持っていた鉢を(本能的反射で)投げ捨てたりはしませんでした。
ドキドキドキ。えらいぞ、私。ビビりながらも植物は守り切った!
なめくじも生きているんだから、毛嫌いするのはどうかと思うのですが
そのぬめぬめした体を「いい子いい子」と撫でてあげたい!と思うほどには
好きになれません。ごめんなさい。できれば、距離を置いて付き合いたい相手です。
この様に、入荷時には度々、いろいろな虫が一緒についてきたりしますが
なめくじが来たのは初めてです。震撼しました。
いろいろな虫、ったって、ちっこい羽虫やらありんこやらですが。
羽虫なんかは、もう好きなように飛んでおけ。って感じですし
ありんこにいたっては、ちょっと気軽に鉢にくっついていたばかりに、一緒に運ばれて
仲間も生き物の気配もない店内に、一人きり放り出された彼の(オスかい)
その茫然自失具合と、その後の運命を思うと、胸が張り裂けそうになったりしながら
まあ好きなようにうろついておけ。って感じですが
(5フロア分下ったら食品売り場がある!そこなら生きていける?がんばれ!)
さすがになめくじをその辺に放置して、お客様に踏みつぶされるのを見るのは嫌なので
その辺の紙に乗せて、ゴミ収集所につれていきました。
紙から何度も脱出を図ろうとして、ねば~っと糸を垂れ落下しようとする彼を(オスかい)
なんとかなだめすかし(紙を裏返し翻し、七咲となめくじの攻防は続く)
巨大なゴミ収集袋の中に紛れ込ませて、外の世界に行ってもらいました。
意外と、なめくじも見慣れれば平気かも知れないな・・・。
と、ゴミ収集所へ着くまでの道のりで、彼の軟体な動きを観察するのが面白くて
そんなことを思いましたが、店で飼うのはやはり嫌なので
潔くお別れしてきました。
どうしてそんなになめくじが嫌なのか?
カエルは手に乗せたいし、ヘビは首に巻きたいし、イカやタコは料理したいし(?)
という具合に、ぬめる軟体生物にはそれほど抵抗がないのになあ。と不思議です。
やはり、慣れでしょうか。慣れれば飼っちゃうか?
まあ今のところ、特に飼う気概もありませんので、できれば(いくらタダとはいえ)
入荷してくれなくていいです。
羽虫もありんこも、ちょっと切ないので、やはり入荷してくれなくていいです。
彼らは、土のある場所で自然にのびのびしてくれている方が、安心します。
いやー、しかしビビった・・・。