神ノ上山からの続きです
神ノ上山頂上
暫し 景色を堪能しながら
お腹にも力を蓄えてから 出発する事にします
山頂にポストがあり、その中に交換日記?のノートが入っております
中を見ると、かすれたペンの跡が 伝言を残しておりました
同じ山に来たもの同志の思いが
幾重にも重ねて残されていくのでしょう
目的のお山終了と 下山する事にします
そして、奥ノ峰へと戻るための分岐あたりで
再び、年配の登山者に出会い…チンネスラブへと誘われる事になります
チンネ・スラブの分岐
静かな落ち葉の山道
この後 どんな事が起こるなど想像もせず
ただ、絶景を見たいが為だけに 呑気に歩いていた私です
スラブ…という言葉に
一向に状況を把握できないほど
なぜか浮かれていた様に思います…
聞き間違いにも気付かず 軽やかに歩きながら
ハラハラと舞い落ちる木の葉の音と
踏む落ち葉のカサカサとなる音を楽しんでいた様に思います♪
視界が開けてきて
鷲ノ巣の岩場が見えてきます
チンネから見る鷲ノ巣は絶景…
この事なのでしょうか…?
また、小さなジャングル尾根!
チンネの頭
そして、チンネの頭に出ます
まさに絶景!解放感に包まれます
しかし…確かに見晴らしは良いのですが…
前を見ると…
急斜面というのではありません
岩肌が出て…下に落ちています
あの…ここを下らなければならないのですか…?
そうだよ
いとも簡単に答えてくれたチチ
行くよ♪
ゆっくりでいいからね!
あっ…は…はい…
なんだか話が違ってきているような…
この岩を過ぎると…
ハイキング道に…
この岩…下ると…
ハイキング道に…
そんな事を期待していたのですが
一向に応えてくれず
岩肌が続く斜面に…
見上げれば 少しオーバーハングの岩に
錆色の細めの鎖が ブラリ…
しかし この鎖には ちょっと…頼れません
岩がしっかりしていたので 助かりますが…
前を見ると…
えっ!
錆色の鎖が落ちているのは…地獄の底まで~?
そんな事はありませんが
これが チンネ・スラブ…です
ほぇ~
ここ…下るのですか~!
何と デンジャランスな…!
そうだよ!
ゆっくりでいいからね
そう言ってサッサと降りていくチチ…
降りなければ…帰れません…
見た目以上に 急な斜面です…
鎖は…頼れません…
用心しながら下って 振り返って見上げると…
殆ど壁です…
スラブの長さは110mほど続くとか…
にわかに、このルートを選んでしまった事への後悔が…
でも…ちょっと面白い…?
人は恐怖見たさの好奇心という
厄介なものを持っております
全身緊張に包まれながらも
スリルを味わっている 自分がいるのも事実です
鷲ノ巣 ロッククライミング場
少し休み方がた 周りに目を移すと
鷲ノ巣の岩の上に人がいるのが見えます
先程は ハイキングコースの人が上で休まれていたのですが
今度は 懸垂下降をしようとしているクライマーさんがいらっしゃいます
なんでもここは
クライマーさんのゲレンデとしても有名だそうです
それに この景色… 確かにこのスラブに来なかったら
見る事の出来ない景色です…
ただ…下っている時に その余裕はありません…
まだまだ続くスラブ
小さな小石が絡んで、ザレた岩肌が ちょっと怖い…
岩だけなら 猿回しの要領で下って行けるのですが…
絡むザレた部分に緊張がマックスになります
時折、休んでは、足場の確認をしていきます
先に下るチチは、時折振り返って
ゆっくりでいいから…と
声をかけてくれます
その時にチチの顔…真剣な顔をしています…
きっと私の歩き方に不安を感じての事かも…
大丈夫…です
大丈夫…
大丈夫…だと思います…
このスラブの下り… 斜度35度らしい…
もう少しきつかったら…チチもザイルを出していたという…
ともかく
ここで猿回しの練習をする事になるとは…
浮き石やザレに悩まされながらも
ゆっくりではありますが 無事に下っていきます
そう言えば…
前向きに歩いて降りているのに
記憶に残るは スラブの岩肌の感じだけ…
私は…やはり…
最後まで 景色を見る余裕はなかったのですが…
鷲ノ巣とチンネスラブの分岐
スラブを終えて 鷲ノ巣の分岐に出る頃には
今までの緊張は無くなっていました
クライマーの人は
鷲ノ巣までこのルートを登ってこられるのでしょう
はじめは分かりにくかったようですが
藤本氏の手により 道標がしっかりとなされています
今度こそ…ハイキング道を降るだけです
山の学校
山の学校コースまで来ると もうすぐで登山口に出ます
2か所 獣避けのゲートがありそれを越えます
2度目のゲートの所はお墓があり
それを過ぎると 和気中学校の裏手に出ます
舗装道路になり
漸くお山を終えた事を実感します
今下ってきたお山が見えます
チンネ・スラブと 鷲ノ巣が見送ってくださいます
愉しかったよ
面白かったよ
…ちょっと怖かった…
スリル 愉しみましたよ~
金剛川沿いに 県道96号線を歩いて戻ります
その途中に大題目石がありました
大題目石
大正3年豊昌山本成寺(本和気)の檀家となった、
大阪市の田中佐平治氏が願主として落成した…と書かれております
17メートル以上ある題目石の堂々たる姿が
周りの空気を変えているよう
思わず手を合わせて一礼してから 通り過ぎます
マツヨイグサ
河川敷の土手の道沿いに 一輪咲くマツヨイグサ…
可憐な姿が、傾く日に誘われて 小さく揺れています
身体に残る軽い疲労感…
なんだかとても心地よく感じてしまう
後はゆっくり温泉を味わいましょう…
楽しい時間って
あっという間に過ぎる感じです
程よい疲れが
温泉の中で溶けていきました
とても長いブログになってしまいました
最後までお付き合いくださって
本当にありがとうございました
この週末…
チチはインフルエンザを職場の方から頂いたようで
ダウンしています
ただ…予防接種をしていたので 軽くてすみそうです
これから 空気も乾燥してきて
インフルエンザが猛威を振るう時期になります
皆さまも どうか、お身体を大切に
ご自愛くださいますように…
nanekobi5963より
神ノ上山頂上
暫し 景色を堪能しながら
お腹にも力を蓄えてから 出発する事にします
山頂にポストがあり、その中に交換日記?のノートが入っております
中を見ると、かすれたペンの跡が 伝言を残しておりました
同じ山に来たもの同志の思いが
幾重にも重ねて残されていくのでしょう
目的のお山終了と 下山する事にします
そして、奥ノ峰へと戻るための分岐あたりで
再び、年配の登山者に出会い…チンネスラブへと誘われる事になります
チンネ・スラブの分岐
静かな落ち葉の山道
この後 どんな事が起こるなど想像もせず
ただ、絶景を見たいが為だけに 呑気に歩いていた私です
スラブ…という言葉に
一向に状況を把握できないほど
なぜか浮かれていた様に思います…
聞き間違いにも気付かず 軽やかに歩きながら
ハラハラと舞い落ちる木の葉の音と
踏む落ち葉のカサカサとなる音を楽しんでいた様に思います♪
視界が開けてきて
鷲ノ巣の岩場が見えてきます
チンネから見る鷲ノ巣は絶景…
この事なのでしょうか…?
また、小さなジャングル尾根!
チンネの頭
そして、チンネの頭に出ます
まさに絶景!解放感に包まれます
しかし…確かに見晴らしは良いのですが…
前を見ると…
急斜面というのではありません
岩肌が出て…下に落ちています
あの…ここを下らなければならないのですか…?
そうだよ
いとも簡単に答えてくれたチチ
行くよ♪
ゆっくりでいいからね!
あっ…は…はい…
なんだか話が違ってきているような…
この岩を過ぎると…
ハイキング道に…
この岩…下ると…
ハイキング道に…
そんな事を期待していたのですが
一向に応えてくれず
岩肌が続く斜面に…
見上げれば 少しオーバーハングの岩に
錆色の細めの鎖が ブラリ…
しかし この鎖には ちょっと…頼れません
岩がしっかりしていたので 助かりますが…
前を見ると…
えっ!
錆色の鎖が落ちているのは…地獄の底まで~?
そんな事はありませんが
これが チンネ・スラブ…です
ほぇ~
ここ…下るのですか~!
何と デンジャランスな…!
そうだよ!
ゆっくりでいいからね
そう言ってサッサと降りていくチチ…
降りなければ…帰れません…
見た目以上に 急な斜面です…
鎖は…頼れません…
用心しながら下って 振り返って見上げると…
殆ど壁です…
スラブの長さは110mほど続くとか…
にわかに、このルートを選んでしまった事への後悔が…
でも…ちょっと面白い…?
人は恐怖見たさの好奇心という
厄介なものを持っております
全身緊張に包まれながらも
スリルを味わっている 自分がいるのも事実です
鷲ノ巣 ロッククライミング場
少し休み方がた 周りに目を移すと
鷲ノ巣の岩の上に人がいるのが見えます
先程は ハイキングコースの人が上で休まれていたのですが
今度は 懸垂下降をしようとしているクライマーさんがいらっしゃいます
なんでもここは
クライマーさんのゲレンデとしても有名だそうです
それに この景色… 確かにこのスラブに来なかったら
見る事の出来ない景色です…
ただ…下っている時に その余裕はありません…
まだまだ続くスラブ
小さな小石が絡んで、ザレた岩肌が ちょっと怖い…
岩だけなら 猿回しの要領で下って行けるのですが…
絡むザレた部分に緊張がマックスになります
時折、休んでは、足場の確認をしていきます
先に下るチチは、時折振り返って
ゆっくりでいいから…と
声をかけてくれます
その時にチチの顔…真剣な顔をしています…
きっと私の歩き方に不安を感じての事かも…
大丈夫…です
大丈夫…
大丈夫…だと思います…
このスラブの下り… 斜度35度らしい…
もう少しきつかったら…チチもザイルを出していたという…
ともかく
ここで猿回しの練習をする事になるとは…
浮き石やザレに悩まされながらも
ゆっくりではありますが 無事に下っていきます
そう言えば…
前向きに歩いて降りているのに
記憶に残るは スラブの岩肌の感じだけ…
私は…やはり…
最後まで 景色を見る余裕はなかったのですが…
鷲ノ巣とチンネスラブの分岐
スラブを終えて 鷲ノ巣の分岐に出る頃には
今までの緊張は無くなっていました
クライマーの人は
鷲ノ巣までこのルートを登ってこられるのでしょう
はじめは分かりにくかったようですが
藤本氏の手により 道標がしっかりとなされています
今度こそ…ハイキング道を降るだけです
山の学校
山の学校コースまで来ると もうすぐで登山口に出ます
2か所 獣避けのゲートがありそれを越えます
2度目のゲートの所はお墓があり
それを過ぎると 和気中学校の裏手に出ます
舗装道路になり
漸くお山を終えた事を実感します
今下ってきたお山が見えます
チンネ・スラブと 鷲ノ巣が見送ってくださいます
愉しかったよ
面白かったよ
…ちょっと怖かった…
スリル 愉しみましたよ~
金剛川沿いに 県道96号線を歩いて戻ります
その途中に大題目石がありました
大題目石
大正3年豊昌山本成寺(本和気)の檀家となった、
大阪市の田中佐平治氏が願主として落成した…と書かれております
17メートル以上ある題目石の堂々たる姿が
周りの空気を変えているよう
思わず手を合わせて一礼してから 通り過ぎます
マツヨイグサ
河川敷の土手の道沿いに 一輪咲くマツヨイグサ…
可憐な姿が、傾く日に誘われて 小さく揺れています
身体に残る軽い疲労感…
なんだかとても心地よく感じてしまう
後はゆっくり温泉を味わいましょう…
楽しい時間って
あっという間に過ぎる感じです
程よい疲れが
温泉の中で溶けていきました
終
とても長いブログになってしまいました
最後までお付き合いくださって
本当にありがとうございました
この週末…
チチはインフルエンザを職場の方から頂いたようで
ダウンしています
ただ…予防接種をしていたので 軽くてすみそうです
これから 空気も乾燥してきて
インフルエンザが猛威を振るう時期になります
皆さまも どうか、お身体を大切に
ご自愛くださいますように…
nanekobi5963より
でも、これが美味しいのよね。
その2ではアルプスの名に相応しい登山道にルンルンと私は鼻歌を・・・
その内、キレット、ジャンダルム、カニのたてばいと
ちょっと緊張する場面に少しばかり腰が引けましたが
登りの岩場は何とかなりそう。ですよね。
しかし・・・
その3で岩の下降が出ようとは・・・
そのままダイブしてしまいそうな恐怖の岩場
nanekobiさんのお言葉に緊張感が増幅します。
腰が引け足が震えてきました。
でも取り付いたら覚悟を決めるしか有りませんね。
漸く最後の一歩
頑張りました。
握手しましょうか、ハグしましょうか。
高い所は大の苦手です。
東京タワーのエレベーターさえ怖くてジッと壁を見つけていました。
山歩きとしては
変化に富んで面白く
低山とは思えない楽しさがありました…が
たか様の言う通り 登りは何とかなる感じですが
下りは 冷や汗かきかきでした…
たか様 ありがとうございます(^O^)/
たか様も一緒に感じて頂けたなんて
本当にうれしいです♪
握手でも ハグでも
わたくし、ぎゅ~としてしまいそうです(笑)
いつも 寄り添うようなコメントありがとうございます♪
ひっぴり腰の足ガクガクです
でも…そこを行かねば帰られないと思うと…
東京タワーは
私もきっと足がすくんでしまいそうです…
上にあがってからは・・・大丈夫でしたか?
コメントありがとうございます♪
岩、スラブいいところに行ってきましたね。
近くだったら、ぜひ私も行ってスリルを味わいたい、登りたいです。
上から覗いても、降りてきて振り返ってもワクワク
♪いいな!
まだまだ、いろいろなコースや
開拓途中のコースなどがあって
飽きそうに有りません♪
May様って もしかして
とてもデンジャラスがお好き?な
冒険家かしら?
勇敢な女性を想像してしまいました♪
コメントありがとうございます♪